「正直、大学に行くと決めていました。でも…」市原吏音がなぜ高卒でプロの世界に入ったのか。ターニングポイントはどこに

2025年02月07日 サッカーダイジェストTV編集部

「予想していなかった展開」

市原のターニングポイントは? 写真:塚本侃太(サッカーダイジェスト写真部)

 RB大宮アルディージャでプロ2年目を迎えた市原吏音(19歳)。2種登録された2023年にトップチームデビューを果たした若きCBは、ルーキーイヤーの昨季にいきなり副キャプテンを任されながらもその大役をしっかりとこなしてJ3リーグ優勝に貢献した。

 プロが既定路線だったのだろうと想像できる市原が「(18歳の時に)正直、大学に行くと決めていました」と驚きの告白をした。

「僕のターニングポイントは18歳の時の決断です。正直、大学に行くと決めていました。プロを諦めていたわけではなくて、大学で4年間勉強もやってと考えていましたんです。でも、(2種登録で)Jリーグに出させてもらってプロに行く流れになったのは想定外というか、何が起こるか分からないと思いました」

 高校3年次に考えていた人生とまた違うルートを進んでいる実感があると、市原はいう。

「予想していなかった展開というか、面白いなと」

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 「お前はプロに行け」と周りに忠告されながらも市原はなぜ大学進学にこだわっていたのか。

「高校1年の頃から『大学に行く』って言っていたんです。勉強は苦手じゃないので。だから、大学で勉強してからプロという考えがありました」

 それでも高卒でプロになる決断をしたのは「Jリーグの試合に出られたのが大きかった」からだ。

 人生はどうなるか分からない。だから「考えすぎても良くない」というのが市原のスタンスだ。

「カテゴリーに関係なく、今いるところで頑張る」

 それが未来に繋がる市原の生き方である。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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