【J1採点&寸評】FC東京×新潟|両チームとも平凡な内容。MOMはここぞで決定力を見せた怪物FW

2016年06月19日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

FC東京――勝負強さを発揮した平山がMOM。失態を犯した秋元は…。

【警告】FC東京=なし 新潟=L・シルバ(30分)、松原(39分)、指宿(73分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】平山相太(FC東京)

【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
森重、丸山に安定感があった守備面に対し、攻撃は消化不良に。後半に圧力をかけて1点を返したが、フィニッシュの局面で精度を欠いたのも事実だった。

新潟 5.5
シュート数(2本)が表わすように、迫力を欠いた攻撃面は課題。カウンターでチャンスを作りかけていたものの、相手の最終ラインに冷や汗をかかせるほどのものはなかった。

FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 4.5
厳しい判定だったが、遅延行為を取られ失点を招いたプレーは痛恨。これといって特筆すべきプレーがなかっただけに、余計印象を悪くした。

DF
2 徳永悠平 6
後半は果敢に攻め上がってクロスを供給。前半に比べて、右サイドからの攻撃頻度は増した。

3 森重真人 6
相手のプレッシャーを冷静にかわし、正確なくさびのパスを供給するなど、持ち味は発揮。決してパフォーマンスは悪くなかった。

5 丸山祐市 6
エリア手前で加藤のシュートをスライディングタックルで防いだシーンは見事。前線へのフィードでも存在感を見せた。
 
25 小川諒也 6
タイミングの良いオーバーラップで、特に後半は攻撃に厚みを加える。何本か際どいクロスも供給した。

MF
7 米本拓司 6
危険を察知し、いち早くボールを奪う技術で違いを見せる。味方へのパスがずれるシーンだけが気になった。

37 橋本拳人 6
高い位置から積極的にインターセプトを狙い、味方のシュートに結びつけた。持ち味の球際での力強いボール守備も披露。

27 田邉草民 5.5
最多タイとなる3本のシュートを放ったように、積極性は見られた。ただ、ゴール前で圧倒的な存在感があったとは言い難い。
 
38 東 慶悟 5(HT OUT)
必死にボールを引き出そうとする姿勢は見られたが、リズムを生み出せず前半のみで交代。インパクトは放てなかった。

FW
9 平山相太 6.5(75分OUT)
大半の時間でなにもできなかったものの、ここぞで決める勝負強さは特筆に値。ストライカーとしての仕事を果たした。

11 ムリキ 5.5(69分OUT)
相手の厳しいマークを掻い潜れず不発に。パワフルな突破には可能性を感じさせたが、結果を残せないようでは評価できない。

交代出場
FW
16 ネイサン・バーンズ 5.5(HT IN)
橋本のインターセプトから枠内シュートを放つなど見せ場は作った。しかし、あと一歩が足りず、先発奪取へのアピールにはやや物足りない出来に。
 
MF
39 中島翔哉 (69分 IN)
シュート3本は空砲も、狭いスペースでも巧みなボールコントロールを披露、出場時間内である程度の存在感を放つ。

FW
20 前田遼一 5.5(75分 IN)
目立った仕事はなく、存在感は希薄に。味方からのパスを上手く収めきれず、ポストプレーでの貢献もできなかった。

監督
城福 浩 5.5
平山の先発抜擢は結果的に奏功。攻撃に圧力が増した後半に同点に追いついたが、もうひと押し加える策は打てなかった。

次ページ新潟――前節の大宮戦で決勝点に絡んだ端山、成岡は期待外れの出来。

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