【EURO2016】まさかの“妨害”で引き分けたクロアチア。ペリシッチは「理解不能」と嘆く

2016年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督は「あいつらテロリスト」と語気を強める。

発煙筒を投げ込む自国のサポーターたちの前に立ち、止めるように諭すクロアチアの選手たち。 (C) Getty Images

 6月18日、EURO2016のチェコ対クロアチアが行なわれ、2-2のドロー決着となった。
 
 試合はグループ初戦のトルコとの一戦に勝利し、勝てばグループ突破となるクロアチアが37分にイバン・ペリシッチ、59分にイバン・ラキティッチのゴールで2点をリードしたが、75分にチェコがショコダのゴールで1点を返す。そしてここで思わぬアクシデントが発生する。
 
 クロアチア・サポーターがピッチに発煙筒を投げ込み、試合は一時中断となったのだ。
 
 この騒動で、集中力を切らしたクロアチアは93分に、CBのドマゴイ・ヴィーダがハンドでPKを献上し、これをトマシュ・ネチドに決められて同点となった。
 
 まさかの味方からの"妨害"に試合後、クロアチアの選手たちは怒りを露わにした。
 
――◇―――◇――
 
イバン・ペリシッチ(クロアチアMF
「彼らのやったことは理解不能だ。UEFAが僕らにどういう処分を下すかを待たなければいけないけど、こんな形で母国に恥をかかせるなら、僕たちはもうプレーしない方が良いかもしれない」
 
イバン・ラキティッチ(クロアチアMF
「とても悲しいことだけど、アウェーでの試合の方が平穏に戦えるよ。スペイン戦を戦えるかは待たないといけないだろう。UEFAが僕らをEUROから追放しないことを祈るしかない。僕らは家族のように団結しないといけない」
 
アンテ・チャチッチ(クロアチア監督)
「あいつらはサポーターなんかじゃない! フリーガンであり、テロリストだよ。スポーツ界から追い出すべきだ」
 
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事