前だけを見て、ひたむきにチャレンジ
東京Vに新天地を求めた鈴木。沖縄キャンプでも精力的に取り組んでいる。写真:松尾祐希
昨夏のパリ五輪に出場したDF鈴木海音が、新天地でスタートを切った。
中学1年生から過ごしたジュビロ磐田を離れ、東京ヴェルディに加入。過去に育成型期限付き移籍で栃木SCに籍を置いた経験はあったが、キャリアの中では初の完全移籍となる。"レンタル"の場合は帰る場所があるが、"完全"のケースは結果を残さなければ先はない。
「栃木に移籍した時は、成長して、自分はもちろん磐田に還元するという考えを持っていたけど、今回は完全移籍。自分自身も甘えられない。(磐田のスポーツダイレクター藤田)俊哉さんとも話し合ったうえで考えた決断でした。簡単なものではなかったのは確か」
鈴木が想いを明かしたように、強い決意で移籍した。全ては自分の未来を紡ぐために――。鈴木は言う。
「海外やA代表を目ざしたいので、もう一回、環境を変えて勝負したいという想いもあった。ヴェルディはディフェンスラインに主力が残ると聞いていたし、ここで試合に出て、自分自身をもっと成長させないといけない」
目標はA代表入りと海外挑戦。ふたつの目標を掲げ、覚悟を持って真新しい緑のウェアに袖を通した。
【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
中学1年生から過ごしたジュビロ磐田を離れ、東京ヴェルディに加入。過去に育成型期限付き移籍で栃木SCに籍を置いた経験はあったが、キャリアの中では初の完全移籍となる。"レンタル"の場合は帰る場所があるが、"完全"のケースは結果を残さなければ先はない。
「栃木に移籍した時は、成長して、自分はもちろん磐田に還元するという考えを持っていたけど、今回は完全移籍。自分自身も甘えられない。(磐田のスポーツダイレクター藤田)俊哉さんとも話し合ったうえで考えた決断でした。簡単なものではなかったのは確か」
鈴木が想いを明かしたように、強い決意で移籍した。全ては自分の未来を紡ぐために――。鈴木は言う。
「海外やA代表を目ざしたいので、もう一回、環境を変えて勝負したいという想いもあった。ヴェルディはディフェンスラインに主力が残ると聞いていたし、ここで試合に出て、自分自身をもっと成長させないといけない」
目標はA代表入りと海外挑戦。ふたつの目標を掲げ、覚悟を持って真新しい緑のウェアに袖を通した。
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チームに合流してから日は浅いが、すでにチームの輪に溶け込んでいる。世代別代表でチームメイトだったFW染野唯月やFW木村勇大がおり、昨季ともに磐田でプレーした平川怜や同じ浜松出身で小学校時代から知るMF熊取屋一星がいるのも心強い。特に平川とは食事にも出かける間柄だ。
ピッチ上では連係面や戦術理解を深めている最中。城福浩監督が求めるスタイルに適応すべく、1月13日からスタートした沖縄キャンプでは頭を整理しながら取り組んでいる。
「ラインを押し上げたり、プレッシャーをかけて自分たちが後ろで潰すプレー、前からプレスに行くので、後ろに空くスペースを埋めるためにラインをどう下げるのか。そういったところは頭を使いながら、もっと判断を早くしないといけない。"前に、前に"という判断は練習の中で無意識に受け付けられつつあって、まずは前を見る。自分自身はそこに今、チャレンジしている。練習をやっていて楽しいし、自分に足りていない部分でもあるので、前向きにやっていきたい」
今キャンプで2度目の対外試合となった20日の浦和レッズ戦(45分×3本/合計2-3)は、2本目と3本目に出場。多くの選手を試しながらの起用だったため、ベンチに下がる時間帯もあったが、3バックの真ん中で仲間に声をかけながらプレー。持ち前のインターセプトを見せるシーンはそこまで多くなかったが、"城福スタイル"を体現すべく、今できることを示した。
谷口栄斗、林尚輝、深澤大輝、千田海人、綱島悠斗とポジションを争うなかで、鈴木はレギュラーの座を勝ち取れるか。開幕までは約1か月を切った。もう後ろは振り向かない。新たな一歩を踏み出した背番号15は前だけを見て、ひたむきにチャレンジを続けていく。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「ラインを押し上げたり、プレッシャーをかけて自分たちが後ろで潰すプレー、前からプレスに行くので、後ろに空くスペースを埋めるためにラインをどう下げるのか。そういったところは頭を使いながら、もっと判断を早くしないといけない。"前に、前に"という判断は練習の中で無意識に受け付けられつつあって、まずは前を見る。自分自身はそこに今、チャレンジしている。練習をやっていて楽しいし、自分に足りていない部分でもあるので、前向きにやっていきたい」
今キャンプで2度目の対外試合となった20日の浦和レッズ戦(45分×3本/合計2-3)は、2本目と3本目に出場。多くの選手を試しながらの起用だったため、ベンチに下がる時間帯もあったが、3バックの真ん中で仲間に声をかけながらプレー。持ち前のインターセプトを見せるシーンはそこまで多くなかったが、"城福スタイル"を体現すべく、今できることを示した。
谷口栄斗、林尚輝、深澤大輝、千田海人、綱島悠斗とポジションを争うなかで、鈴木はレギュラーの座を勝ち取れるか。開幕までは約1か月を切った。もう後ろは振り向かない。新たな一歩を踏み出した背番号15は前だけを見て、ひたむきにチャレンジを続けていく。
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