涙ぐんだようにも映った平岡監督。前橋育英に敗戦後、東福岡の指揮官は会見で言葉に詰まらせ… 【選手権】

2025年01月11日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「私の力不足」

東福岡をベスト4に導いた平岡監督。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

高校選手権・準決勝]前橋育英(群馬)3−1東福岡(福岡)/1月11日/国立競技場

 2025年1月11日、国立競技場で開催された準決勝の第1試合で前橋育英に逆転負けを喫した東福岡。準々決勝まで無失点で乗り切ってきたものの、ついに堅守が崩壊した。そうしたゲームを振り返って、東福岡の平岡道浩監督は「相手の勢いを止められずに3失点してしまった」と振り返っている。

「私の指示が悪かったと思っていて。後半の立ち上がりはもっと大きく(蹴って)行けば良かったのにああいうところで躓いてしまって、少しバランスが崩れてしまいました。それで前橋育英の勢いを止めることができず、3失点してしまった点は私の力不足にあると思います」

 「ああいうところ」とは、1失点目に繋がったミスを指すのだろう。あの場面でのDFのパスミスがなければ、あるいはまた違う試合展開になっていたかもしれない。

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 そう反省を述べた平岡監督が試合後のこの会見で言葉に詰まるシーンがあった。この1年苦楽をともにしてきた「3年生に改めて送る言葉は?」とのニュアンスの質問をされたあとだった。

「本人たちには先ほど話しましたが、チーム立ち上げのところからずっと感謝の気持ちを持ってやってきました。素直に、謙虚に、誠実に」

 そう言ったところで涙ぐんだようにも見えた。続けて、「それがこういう結果につながってよかったです」と会見を締めた。

 教え子たちへの感謝を示した涙に映った。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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