約２か月ぶりのスタメンで躍動した遠藤航への賛辞が鳴りやまない。

　12月18日に行なわれたカラバオカップの準々決勝で、遠藤が所属するリバプールは、菅原由勢がプレーするサウサンプトンとアウェーで対戦。２－１で勝利を収め、ベスト４に選出した。

　この一戦で、本職のボランチではないCBで起用された日本代表キャプテンは、文字通り攻守に躍動。攻撃時は中盤まで上がる"偽CB"としてプレーして、２点目をプレアシストすれば、守備ではデュエル勝率100％と抜群の強さを発揮し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

　後半からはキャプテンマークを巻いてプレーした31歳について、韓国メディア『Xpors News』は「日本人MFは追い出されたのではなかったのか？ リバプールのキャプテンだと？ 放出対象→鉄壁の守備→大反転のススタート？」と見出しを打ち、次のように伝えた。

「一時はリバプールの放出対象と目されていた日本代表キャプテンの遠藤航が、立場の向上に成功したようだ。遠藤はCBという不慣れなポジションだったにもかかわらず、守備で素晴らしいパフォーマンスを見せ、リバプールを勝利に導いた。遠藤が代わりを務めた選手が守備の要であるフィルジル・ファン・ダイクだったこともあり、称賛を浴びている」

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　同メディアは、「遠藤はサウサンプトン戦で、本来のポジションであるMFではなく、CBとしてプレーした。遠藤のプレー時間と強制的なポジション変更は、リバプールで低い立場にあることの証拠でもあった」と綴り、こう続けた。

「しかし、遠藤は与えられたチャンスでベストを尽くした。この日、パス成功率93％（85回中79回）、タックル成功４回（100％）、ブロック１回、クリア２回、インターセプト２回、リカバリー４回、地上デュエル勝利８回（100％）、空中デュエル成功３回（５回）を記録し、驚異的なパフォーマンスを見せた」

　記事は、「遠藤がサウサンプトン戦で好調なプレーで反転できるかに注目が集まる。もちろん、すぐに（ボランチのライバルであるライアン・）フラーフェンベルフを追い出すのは難しいだろうが、シーズンが進みローテーションの重要性が増すにつれ、遠藤の価値も高まると予想される」と締め括っている。

　その活動ぶりに驚愕しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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