小林祐希、ジェイは不発も、20歳の守護神が奮闘。J1デビューのGK志村を名波監督も「最高だった」と評価

2016年06月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

前田、ムリキとの1対1でビッグセーブを連発。

J1デビュー戦の志村が奮闘。ビッグセーブ連発で磐田に勝点1をもたらした。(C)J.LEAGUE PHOTOS

 J1第1ステージ15節の磐田対FC東京が6月11日、エコパスタジアムで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 前半は拮抗した展開が続いた。磐田はアダイウトンのスピードやジェイの高さを活かしてチャンスを作るも、シュートはいずれも枠外へ。対するFC東京はCKに合わせた森重のヘッドがGKの正面を突き、ゴールを奪えない。
 
 スコアレスで迎えた後半は、互いに相手のミスに乗じて、カウンター気味にいくつかの決定機を迎える。とりわけ、磐田はビルドアップでのミスが多く、何度もFC東京にエリア内でのシュートを許してしまった。
 
 しかし、そうしたピンチを、GK志村がことごとく防いだ。この試合がJ1デビュー戦となった20歳のGKは、決定的な1対1の場面で、ふたつのビッグセーブを披露。
 
 09、10年のJ1得点王である前田、13年のACL得点王であるムリキというふたりの非凡なストライカーとの1対1を制し、チームに勝点1をもたらした。
 
 この活躍を磐田の名波監督は、「リーグ戦デビューとしては最高だったと思う」と評価。負傷離脱中のカミンスキーや八田の穴を埋める若手の活躍を称えた。
 
 日本代表の小林祐希やエースのジェイは不発に終わったものの、若手GKの活躍は磐田にとって大きな追い風だろう。なお、この引き分けで磐田は勝点20で暫定9位。FC東京は勝点18で暫定11位となっている。
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