【J1展望】名古屋×鳥栖|下位同士の直接対決。浮上のキッカケを掴むのは?

2016年06月10日 サッカーダイジェスト編集部

名古屋――コンディションが上がってきた2列目の3人に注目。

故障者/名古屋=田鍋、青木、松田、和泉、明神 鳥栖=キム・ミヌ
出場停止/名古屋=安田 鳥栖=なし

J1リーグ 1stステージ・15
名古屋グランパス ‐サガン鳥栖
6月11日(土)/19:00/パロマ瑞穂スタジアム
 
名古屋グランパス
1stステージ成績(14節終了時):13位 勝点15 4勝3分7敗 20得点・24失点
 
【最新チーム事情】
●6月5日のナビスコカップ・磐田戦で約1か月ぶりの勝利を掴む。
●2列目の3人、矢田、永井、古林が調子を上げる。
●降格圏とは勝点4差。予断を許さない状況が続く。
 
【担当記者の視点】
 リーグ戦はここ5戦、2分3敗と結果を残せずにいたが、6月5日のナビスコカップ・磐田戦で約1か月ぶりの勝利を掴んだ。磐田戦では矢田が好調をアピールし、ここ数試合コンディションが上がらなかった永井、古林の状態が回復している点も明るい材料と言える。
 
 加えて、リーグ戦ではジョーカーとしての役割を担う川又と小屋松が、磐田戦でゴールを決めたのもプラスだ。守備陣では前節(熊本地震の影響で延期していた7節・福岡戦を6月2日に実施)で楢﨑が復帰し、出場停止だった竹内、矢野も今節戻ってくる。攻守において良い風は確実に吹き始めている。
 
 ただ、苦しい状況に変わりがないのも事実だ。降格圏の新潟とは勝点4差。もし今節、15位の鳥栖に敗れれば周囲からの批判は一層増すはず。鳥栖戦を浮上のキッカケにするのか、はたまた再び暗いトンネルを彷徨うことになるのか、重要な一戦となる。
 

次ページ鳥栖――攻撃陣の奮起には期待したいが…。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事