香川の新たな同僚は「ピケ2世」。ドルトムントがフンメルス後釜を獲得!

2016年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントが800万ユーロの契約解除金を満額支払う意思を示す。

バルサでは公式戦103試合で6得点を記録したバルトラ。今夏のドルトムント移籍が決定した。(C)Getty Images

 現地時間6月3日、バルセロナはDFマルク・バルトラがドルトムントに移籍すると発表した。
 
 ドルトムントが契約解除金に設定されている800万ユーロ(約10億円)を支払うことを伝えてきたため、移籍を受け入れざるをえなくなった、とバルサは説明している。
 
 契約書へのサインやメディカルチェックなどの日程は未発表だが、バルサは「バルトラの選手としての新たな一歩が幸運に恵まれるように願っている。来シーズンの頭にサポーターに別れを告げる機会を設ける」とコメント。さらにドルトムントも、「2020年6月までの4年契約を結ぶ予定」と公式サイトで発表しており、移籍は事実上まとまっていると見られる。
 
 バルトラは12歳からバルサのカンテラで育成され、2010年2月にトップチーム・デビュー。マシア出身らしくCB離れしたボールテクニックを持ち、身体能力も高いため、早くから"ジェラール・ピケ2世"として期待された。
 
 しかし、そのピケや自身が憧れたカルレス・プジョール、さらにハビエル・マスチェラーノなどの牙城を崩せず、バルサではレギュラーの座を掴めぬまま25歳を迎えた。
 
 ただ、開幕間近のEURO2016に臨むスペイン代表の一員にも選出されている通り、その実力は折り紙付き。実際、最近もバレンシア、インテル、フィオレンティーナなどが獲得に興味を示しており、ドルトムントは彼らとの争奪戦を制した格好だ。
 
 新シーズンのドルトムントでは、バイエルン移籍が決定済みのマッツ・フンメルスの後釜として期待される。ブンデスリーガという新たな舞台で、いかなる活躍を見せるのか。香川真司の新たな同僚バルトラに、要注目だ。
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