豊田、レアンドロ両エースが不発… 鳥栖-神戸は痛み分けに終わる

2016年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラスト5分、ともにビッグチャンスを迎えるも決め手を欠く。

鳥栖は終了間際に豊田がビッグチャンスを迎えるが、GKキム・スンギュの好守に阻まれた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 熊本地震の影響で延期されていたJ1リーグ第1ステージ7節の鳥栖対神戸の一戦が6月2日、ベストアメニティスタジアムで開催された。

 鳥栖は、U-23日本代表としてトゥーロン国際大会に参加していた鎌田がスタメンに復帰。4-3-1-2のトップ下で起用された。一方、DF三丸はベンチ外となった。

 試合はともに、立ち上がりからセットプレーでチャンスを掴んだ。鳥栖は、フィッカデンティ監督が「蹴らせてみたら素晴らしいキックをしていた」というFWの富山がキッカーを務め、得点にはならなかったものの、FKからキム・ミンヒョクの決定的なヘディングシュートなどを演出。

 神戸は、昨季まで鳥栖でプレーしていた藤田のロングスローから小林がシュートを放つが、これもわずかに枠を外れた。

 ともに決め手を欠いたまま0-0で迎えた終盤には、両エースがビッグチャンスを迎える。まずは89分、鳥栖は相手ボールを奪った早坂が絶妙なスルーパスを豊田へ通す。GKとの1対1を迎えた豊田だったが、ここはキム・スンギュの好セーブに阻まれた。

 その直後、神戸はレアンドロが鳥栖の最終ラインの裏に抜け出し、決定的なシュートを放つ。しかし、これもわずかに枠を外れ得点には至らない。

 タイムアップ直前には、CKから谷口が渾身のヘディングシュートを放つが、再びキム・スンギュの好守に遭い得点ならず。

 結局、ともに得点なく、試合はスコアレスドローで終わった。鳥栖は勝点を11に伸ばし、降格圏を脱出。一方の神戸は勝点19とし、順位を9位に上げた。
 
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