「まるで別人」監督交代を機に覚醒したラフィーニャを現地紙が称賛! 「いまやバルサの最重要戦力」

2024年10月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

今シーズンから第4キャプテンに就任

好スタートに成功したバルサの中で、強烈な存在感を発揮するラフィーニャ。(C)Getty Images

 ラ・リーガ8節終了時点で7勝1敗と好スタートを切り、首位に立っているバルセロナ。チャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズ第1節こそモナコに1-2で敗れたものの、10月1日の第2節ヤングボーイズ戦では5-0と完勝し、1勝1敗に持ち直している。

 そんなバルサで今シーズン、とくに印象的な活躍を見せているのが、27歳のブラジル代表FWラフィーニャだ。ここまでラ・リーガでは8試合に出場して5ゴール・2アシスト。CLでも前述のヤングボーイズ戦で1ゴール・1アシストをマークし、勝利に貢献している。

 数字以外での貢献も目覚ましい。ハンジ・フリック新監督が植えつけたハイプレス&ハイインテンシティーの枠組みのなかで、攻守に絶大な存在感を発揮。無尽蔵のスタミナを活かして90分間プレッシングの労を惜しまず、攻撃では裏への抜け出しや中盤まで下りてパスの受け手となるなど、その役割は多岐にわたる。

 8月のラ・リーガ月間MVPにも選ばれるなど、価値を高めているラフィーニャを現地時間10月2日、スペイン紙『アス』も大きく取り上げ、「昨シーズンまでとはまるで別人のようだ」と評している。

【動画】ヤマル→ラフィーニャのホットラインで魅せたビューティフルゴール

 バルサ加入1年目の22-23シーズンは公式戦10ゴール・12アシスト、翌23-24シーズンは10ゴール・13アシストと十分な成績を残しながら、シャビ前監督をはじめとする首脳陣、ファンからも思うような評価を得られなかった。

 毎年のように放出要員として名前を挙げられていたが、それでも今シーズンから就任したフリックの下で覚醒。得意の右ウイングではなく、左ウイングやトップ下で圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、フロントやファンからの評価もまさにうなぎ上りだ。

 記事では、ラフィーニャはいまやラミネ・ヤマル、ロベルト・レバンドフスキ、ペドリと並ぶチームの最重要戦力のひとりであり、フリックのバルサにおいてアンタッチャブルな存在であるとも伝えている。

 チームメイトからの信頼も厚く、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ロナルド・アラウホ、フレンキー・デ・ヨングに次ぐ第4、第5のキャプテンを決める選手間投票で最多の得票数を獲得し、第4キャプテンに就任した(第5キャプテンはペドリ)。

 10月はCLリーグフェーズ3節のバイエルン戦(23日)や、ラ・リーガ11節のレアル・マドリー戦(26日)など、今シーズンの行方を左右しうるビッグマッチが控えている。

 まさに充実一途の27歳が、大一番でも特別な輝きを放つことができるか――。覇権奪回を目指すうえでのキーポイントとなりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

 

次ページ【動画】ヤマル→ラフィーニャのホットラインで魅せたビューティフルゴール

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事