【CL決勝】シメオネは負け惜しみをせず。 しかし、自身の去就について気になる発言を...

2016年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

シメオネは好ゲームを演じた選手たちを称える。

涙する選手をピッチ上で抱きしめるシメオネ。このとき選手たちには「男なら泣くな」と語りかけていたという。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 5月28日、ミラノのサン・シーロで開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で、アトレティコ・マドリーはPK戦の末にレアル・マドリーに敗れ去った。
 
 監督として、これまでアトレティコに5つのタイトルをもたらしてきたディエゴ・シメオネだが、2013-14シーズン以来のCL決勝でまたしても同じくマドリーの壁を破れず、欧州制覇の夢を叶えることはできなかった。
 
 試合後、シメオネは悔しさを滲ませながらも、選手たちのプレーを賞賛した。
 
「まず、レアル・マドリーを祝福したい。彼らは私たちよりも優れていたからね。今すぐ試合を分析することは難しい。この敗戦は私にとって今まで最も辛いものだ。我々がここまで来るのを支えてくれた人たちの悲しみを思うと責任を感じるよ。本当に辛い」
 
「だけど、選手たちには誇りを持っている。3年間で2度も決勝まで進んだんだからね。今シーズンはバルセロナとバイエルンというタフな相手にも、負けずに戦ってくれたんだ。そして今日も素晴らしいプレーをしてくれた」
 
「でも、私はまだまだ満足していない。サポーターの皆さんへのメッセージは『我々はまだまだ成長し続ける』ということだ」

 さらに、去就について気になる発言を残している。

「私の心の内をすべて打ち明けることはできない。私の去就? 迷っているところだ。アトレティコで私はみんなに愛され、私もみんなを愛してきた。しかし、2度も決勝に負けたということを考えずに前進していくのは、私にとってベストとは言えない」

 ここ1、2年で様々なビッグクラブの監督候補に挙がり、現在もパリ・サンジェルマンやインテルが招聘を画策しているも言われるシメオネ。はたして、その胸中やいかに――。
 
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