南野決勝弾でトゥーロン初勝利もミスから失点、決定力不足…。手倉森監督は「タフに戦いたい」

2016年05月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野が鮮やかな決勝ミドルを叩き込む。

前半39分に決勝点となるゴールを奪った南野。攻撃の起点として存在感を放った。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 23歳以下の国際大会であるトゥーロン国際は5月25日、日本対ギニアが行なわれ、2-1で日本が勝ち、今大会初勝利を挙げた。
 
 日本は、23日のポルトガル戦から先発を6名入れ替えて臨んだ。GKは櫛引、DFは右からファン・ウェルメスケルケン、三浦、植田、三丸。中盤は、ボランチに原川と喜田が入り、2列目は右から前田、鎌田、南野、1トップには富樫が起用された。
 
 試合は立ち上がりからいきなり動いた。前半3分、日本は左サイドへ展開し、三丸のクロスに富樫が右足のボレーで合わせて先制する。しかし1点を先行したのも束の間、同10分に日本は最終ラインの背後にロングフィードを送られると、これをDFのファン・ウェルメスケルケンとGK櫛引の呼吸が合わず、クリアしきれなかったところを押し込まれた。1-1の同点となる。
 
 その後、前半は日本が押し気味にゲームを進め、富樫、鎌田らが再三、決定機を迎えたが、今ひとつ精度を欠きゴールならず。
 
 しかし、前半39分、日本は敵陣ペナルティエリア付近でボールを持った鎌田がそのままドリブルで持ち込むと、南野にラストパス。南野はゴール左へ、右足で狙い澄ましたシュートを突き刺した。日本が2-1とリードして前半を終えた。
 
 後半に入ると、日本は浅野、野津田ら攻撃陣の選手を投入。追加点を狙っていくが、決め手を欠き追加点は奪い切れず。結局、2-1のまま日本が今大会初勝利を挙げた。手倉森監督は、「僅差でしか勝てないチーム状況。これからもタフに戦っていきたい」と語った。
 
 日本は5月27日にイングランドとグループリーグ最終戦を戦う。
 
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