【ACL】FC東京、初の8強目前で被弾、ラウンド16で散る。森重は「これが今の自分たちの力」

2016年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半アディショナルタイムに失点。アウェーゴールの差で屈す……。

FC東京は、第1戦とまったく同様のメンバーでスタート。0-0のドローで8強進出に手が届きかけていたが……。

 アジア・チャンピオンズリーグは5月24日、ラウンド16の第2戦が行なわれた。中国・上海で行なわれた上海上港対FC東京は、1-0で上海上港が勝ち、2戦合計2-2となったものの、アウェーゴールの差で上海上港がベスト8進出を決めた。

 試合は、第1戦を1-2で落としたホームの上海上港が立ち上がりから猛攻を見せる。コンカ、エウケソンという外国籍選手を中心に、FC東京ゴールを攻め立てた。

 この猛攻の前に立ちはだかったのがGKの秋元だった。前半だけで10本以上のシュートを浴びせられ、再三決定的な場面を作られたが、そのたびにビッグセーブでシュートを弾き出した。

 前半を0-0で終え、後半に入ると、立ち上がりの50分にFC東京にビッグチャンスが訪れる。敵陣ペナルティエリア付近まで押し込んだFC東京は、水沼からのパスに前田が反応。完全に抜け出した前田は、GKと1対1を迎えたが、シュートはGKに阻まれゴールならず。上海上港を突き離すチャンスを逃してしまった。

 それでもFC東京は、GK秋元を中心に上海上港の攻撃を撥ね返し続け、試合は終盤戦に突入する。上海上港の攻撃の勢いも、前半ほどの激しさを失い、FC東京がなんとか凌ぎ切るかに思われた。

 しかし、0-0で迎えた後半アディショナルタイム、FC東京はパワープレーに切り替えた上海上港に押し込まれる。そして、ロングボールのこぼれ球を拾ったエウケソンが強烈なシュート。これは秋元がセーブしたものの、こぼれ球をウー・レイに押し込まれ、ついに先制を許してしまった。

 試合はこのまま1-0でタイムアップ。2戦合計で2-2と並んだものの、アウェーゴールの差で上海上港がベスト8進出の切符を掴んだ。

 終盤までなんとか凌いでいたFC東京は、初のACL8強を逃すことに。森重は悔しさを噛み締めながら、「ここから上に上がり切れないのが、今の自分たちの力を表わしていると思う」と語った。
 
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