【J1展望】湘南×仙台│崖っぷちの湘南、「仙台の壁」の先へジャンプアップなるか?

2016年05月20日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――18日の鹿島戦は90+4分に逆転勝利。シャドーに入り結果を残した長谷川の起用法が鍵を握りそうだ。

故障者/湘南=菊地 仙台=金園、菅井、二見、椎橋
出場停止/湘南=なし 仙台=なし

J1リーグ 1stステージ・13
湘南ベルマーレ - ベガルタ仙台
5月31日(土)/18:00/Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
第1ステージ成績(5月20日現在):18位 勝点8 2勝2分8敗 11得点・21失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップの鹿島戦、90+4分に逆転勝利を収める。
●長谷川がシャドーで躍動。仙台戦の起用法は?
●ついに飛び出した! 鹿島相手に左足のファイヤショットを叩き込んだ大槻が先発か。
 
【担当記者の視点】
 18日のナビスコカップ・鹿島戦は前半1-2とリードを許しながら、途中出場の長谷川、端戸らが躍動し、ふたりのゴールで3-2の逆転勝利を収めた。しっかりとした狙った崩しも見せており、その勢いをこの一戦にもつなげたい。
 
 最下位に沈む湘南だが、勝てば一気に残留圏内までジャンプアップできる。価値ある大きな1勝になるはずだ。勝点3以上の価値があると言っても過言ではない。
 
 20日の練習が非公開だったため、先発は読みにくい。ひとつ焦点になるのが、長谷川の起用法だ。
 
 鹿島戦ではシャドーとして途中出場し、自らもゴールを決め、数多くのチャンスを作った。果たしてボランチかシャドーで先発するのか、それとも再び切り札としてスタンバイするのか。パウリーニョが調子を上げてきているので、おそらく指揮官も悩んでいるはず。
 
 またその鹿島戦で強烈なファイヤショットを叩き込んだ大槻、2アシストした大竹も鍵を握る存在になりそうだ。大槻には、やはり思い切ったシュートを期待したいところだ。
 
 さらに守備陣も、岡本と坪井が好調をキープ。スタメンに食い込む可能性もあるが、交代カードとしても貴重な存在となりそうだ。
 
 仙台とは異なり、菊地以外に大きな怪我人がいないのは強みだ。堅実な守備を武器とする「仙台の壁」を越えて、ジャンプアップしたい。
 
 

次ページ仙台――ふたりが相次ぎ鼻骨骨折。菅井、金園も微妙。前線にウイルソン、サイドハーフに奥埜、さらに最終ラインに平岡を戻す形などを試す。

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