【J1展望】広島×G大阪|昨季チャンピオンシップの再戦。森﨑和と遠藤、大記録を勝利で飾るのは?

2016年05月20日 サッカーダイジェスト編集部

広島――森﨑和のJ1通算400試合を勝利で飾るべく一致団結。

故障者/広島=佐々木、川﨑 G大阪=オ・ジェソク
出場停止/広島=なし G大阪=井手口

J1リーグ・1stステージ13
サンフレッチェ広島 – ガンバ大阪
5月21日(土)/16:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
1stステージ成績(12節終了時): 6位 勝点18 5勝3分3敗 18得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●森崎和が史上14人目となるJ1通算400試合出場へ。
●浅野はU-23日本代表招集のため欠場。
●トレーニングでは青山とP・ウタカのホットラインが開通。
●右膝前十字靭帯断裂の佐々木が退院。長いリハビリ生活へ。
 
【担当記者の視点】
 1999年11月21日、高校3年生でJ1デビューしたのは対G大阪戦での出来事。森崎和がJ1通算400試合出場という節目を迎える試合もまた、G大阪戦である。史上14人目の大記録だが、J2に2度も降格した選手としては初めての快挙。同一クラブでの達成は、伊東輝悦(清水)・山田暢久(浦和)・曽ケ端準(鹿島)・小笠原満男(鹿島)に続き、5人目となる。そしてなにより、慢性疲労症候群によって3度に渡る長期離脱を余儀なくされたにもかかわらずの大記録達成は、大きな価値がある。
 
 同期である佐藤は「カズはもっともっと、スポットライトが当たるべき選手。自分にとっても特別な存在だし、クラブにとっても大きなレジェンド。偉大なる記録だからこそ、勝って祝福したい」と意気込む。
 
 また、「カズさんがいてこその広島。重要な存在だということは、僕が言わなくても分かるはず」と言うキャプテンの青山は、練習でも一発で中央をぶち抜く決定的なパスを連発。特にP・ウタカとのラインができ上がりつつあるのは、チームにとっては大きい。
 
「カズさんの素晴らしさを語ると、1時間では収まらない」と語る塩谷だけでなく、「私は彼を、(日本の)スティーブン・ジェラードだと呼んでいるよ」と言うP・ウタカだけでなく、広島全選手からの尊敬を集めていると言っていい森崎和の偉大なる記録を勝利で飾りたい。それが、広島の意志だ。

次ページG大阪――ボランチで倉田の起用が濃厚。広島の2シャドーを封じられるか。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事