今夏に衝撃を与えたのが、伊藤洋輝のバイエルン移籍だ。昨シーズンにシュツットガルトの２位躍進に貢献した日本代表DFが、ドイツ最大にして世界屈指のビッグクラブに引き抜かれたのだ。３年前にはJ２のジュビロ磐田でプレーしていた事実を考えると、驚くべきステップアップと言えるだろう。

　そんな伊藤の移籍について、同じドイツでプレーする日本代表戦士たちはどう感じたのだろうか。

　フライブルクのMF堂安律が、自身のYouTubeチャンネルで公開したボルシアMGのDF板倉滉との対談の中で、「決まった時に、『俺もやらないと』と思ったし。すごいよね、ヒロキも」と語っている。

　板倉が「すごい。まじで評価高い」と話すと、「めちゃくちゃ評価高い」と呼応。「２位でチャンピオンズリーグを決めてるから、シュツットで」（板倉）との言葉には、冗談交じりにこう返した。
【動画】貴重なエピソードを明かす堂安律と板倉滉

「（バイエルンは３位のため）チーム（の順位）的にはステップダウン（笑）。価値は違うけど。そんなこと言ったら、また叩かれるから、あれやけど（笑）」

　27歳のDFが「バイエルンはバイエルン。１年間、試合に出続けた中で、勝ち取ってるわけだから」とその価値を強調すると、堂安は「俺らはいつもこの話をして、頑張ろうって」と続けた。

　伊藤のビッグクラブ行きは、小さくない刺激となっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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