ニューカッスル戦で実戦復帰のマリノスMF榊原彗悟が右SBでの出場にも意欲! リーグ再開後のキーマンへ「ポジションはあまり関係ない」

2024年08月06日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

ニューカッスル戦ではエウベルの先制点をアシスト

8月6日のトレーニングで精力的に汗を流した榊原。(C)SOCCER DIGEST

 横浜F・マリノスに、楽しみな選手がまたひとり戻ってきた。チーム在籍2年目のMF榊原彗悟のことである。

 今季はここまでリーグ戦6試合と天皇杯1試合、ACL2023-24でも5試合に出場していた23歳は、6月12日の天皇杯1stラウンド2回戦のFC岐阜戦を最後に、筋肉系のトラブルと体調不良で戦線を離脱していた。

 そうしたなか、8月3日に行なわれたプレミアリーグのニューカッスルとの親善試合で実戦復帰。右SBで先発した榊原は、34分にエウベルのゴールをアシストするなど存在感を放った。
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 8月6日の公開トレーニングでも精力的に汗を流していた榊原は、現在のコンディションをこう語る。

「筋肉系のトラブルに体調不良も重なって、その時はなかなか思うようにコンディションが上がらなかったですけど、この前の試合(ニューカッスル戦)に久しぶりに出て、やれる自信が付いたので、今はすごく良い状態です」

 本来は中盤を主戦場にするが、ニューカッスル戦では右SBでプレー。昨季も右SBで起用された場面があったとはいえ、不慣れなポジションでもある。ただ、本人はポジティブなコメントを口にする。

「チームとして流動的にやっているなかで、サイドバックは内側に入ることも多い。上下動のところはまだまだ足りないですけど、得点につながるシーンもあったので、そこは自分の特長を出せた。キャンプではサイドバックもやっていたので、その感覚を失なわずにやれましたし、監督のオプションのひとつになれたらいいなと思います」

 中断期間を挟み、8月7日から再開されるJ1第25節で、横浜はホームで北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つ。リーグ戦では5月19日の15節・FC東京戦以来、ピッチから遠ざかっている榊原は「どこでもポジションがもらえることはありがたいですし、そこで何を出せるかが大事だと思うので、ポジションはあまり関係ない。これから連戦になりますし、総力戦なので、自分の存在価値をもっと見い出せるように、与えられたところでアピールしていきたい」と意欲を語る。

 現在11位と中位に甘んじている横浜は、リーグ再開後の巻き返しを狙う。そのなかで、トリコロールの背番号35がどんなパフォーマンスを見せてくれるか。今後の活躍に期待だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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