「『もっと味スタで勝てよ』と」“新”国立で7戦無敗もファン・サポーターの気持ちを代弁したキャプテン「もうリーグ戦しかないので」【FC東京】

2024年07月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

新潟戦で2ゴールに絡む活躍

新潟戦で2ゴールに絡んだ小泉。写真:サッカーダイジェスト

 2024年7月13日のアルビレックス新潟戦、6分に見事な縦パスで遠藤渓太の先制点をお膳立てすると、FC東京の1点リードで迎えた78分には右サイドからの完璧なクロスで野澤零温のJ1初ゴールをアシスト。この日、2得点に絡む活躍を見せたのがボランチの小泉慶だった。

 「どちらも点を決めた選手のポジションが良かった」と謙遜する小泉だが、いずれも素晴らしいパスだった。即興ではなく、背後のスペースを狙うという確かな意図を持っての崩しで、小泉も「イメージ通り」と話していた。

 新潟戦で小泉が実践したような、ボランチの攻め上がり。これを今後の戦いに向けて「もうちょっと増やしていきたい」と小泉は言う。

「前線2枚とサイドの2人だけではどうしてもきついので、やっぱりボランチの選手が攻撃に参加したい。そうすれば今日のようなチャンスが生まれるので、継続してやれればいいと思います」
 
 "新"国立競技場でFC東京はここまで7戦無敗だが、「サポーター的には『もっと味スタで勝てよ』と思っているはず」(小泉)。

「ここから巻き返すためにも後半戦は味スタでも勝ちたい。天皇杯とルヴァンカップは敗退して、もうリーグ戦しかないのでちょっとでも上の順位を目指すうえでも目の前の試合に集中するのが大事だと思います」

 松木玖生が海外移籍準備でチームを離脱した今、キャプテンのひとりとして小泉にかかる責任はより重くなりそうだ。青赤軍団をまとめて、上位への階段をのぼってほしい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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