海外挑戦決意の松木玖生が新潟戦後に真情を吐露。2年半過ごしたFC東京でもっとも成長した部分は? そして課題は?

2024年07月14日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

新潟戦の勝利は「一生忘れない」

海外移籍を決意した松木。写真:サッカーダイジェスト

 2024年7月13日、この日のアルビレックス新潟戦を最後にFC東京から離脱する松木玖生。一部報道によればイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに完全移籍し、そこからトルコ1部リーグのギョズテペにレンタル濃厚とのことだが、そうした状況下で新潟戦後に囲み取材に応じた。

 新潟戦が始まる前、小泉慶から「玖生のために」と言われた松木は試合に勝てて「自分も気持ちよく海外に行ける」と思ったという。

 「この勝利は一生忘れない」とも話した松木は、FC東京で過ごした2年半について真情を吐露した。

「FC東京じゃないと(高卒1年目から)試合に出られなかったと思います。アルベル監督やピーター監督が開幕から自分をスタメンで使ってくれて、しかもピーター監督はキャプテンまで任せてくれた。サッカーキャリアの中で良い経験ができて、それが次に活きるはずです」

 アルベル監督やピーター・クラモフスキー監督の下で「一人前の大人になれた」とファン・サポーターの前でコメントした松木だが、プレー面に目を移せばこの2年3か月でどこが一番成長したのか。
 
「落ち着き具合のところ、ゲームをコントロールできる力は徐々に身に付いたのかなと」

 一方で「課題」を訊かれた松木は「まだ海外のチームでやっていないので」と断ったうえで「スプリントのところや決定力が求められるので、貪欲にやりたいです」と回答した。

 このタイミングで移籍を決めた理由は「チャンスが来た」から。

「自分ももう若い歳(21歳)とは見られないので、チャンスをもらえたからにはそれをしっかりと掴みたいです」

 海外でもポジションを奪って、試合に出て、結果を残す。そう抱負を述べた松木が新天地でも躍動できることを心から祈りたい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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