移籍市場に170億円超を投下のバイエルンに棚ボタ! 伊クラブから34億円超の臨時収入を得る“カラクリ”が

2024年07月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マンU移籍が秒読み段階に入る

2017年夏からバイエルンの下部組織で研鑽を積んでいたジルクゼー。写真は20年当時。(C)Getty Images

 ボローニャに所属するオランダ代表FW、ヨシュア・ジルクゼーのマンチェスター・ユナイテッド移籍が秒読み段階に入っている。ドイツ紙『ビルト』によれば、移籍金は契約解除金の4000万ユーロ(約68億円)を超えるそう。ただ、そのすべてがボローニャの懐に入るわけではなく、バイエルンが移籍金の50%(!)を手にすることになるようだ。

 どういうことか。ビルトによれば、バイエルンは22年8月にジルクゼーをボローニャに850万ユーロで売却した際、2つの条項を契約に盛り込んでいた。1つは買い戻しオプションで、もう1つがボローニャの売却時に移籍金の50%を受け取るというもの。
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 つまり、前述のディール成立時は2000万ユーロ(約34億円)以上の大金がドイツの巨人に舞い込むことになる。まさに棚ボタであり、日本代表のDF伊藤洋輝、フランス人アタッカーのマイケル・オリース、ポルトガル代表のMFジョアン・パリーニャらを獲得するため、今夏の移籍市場にすでに1億ユーロ以上を投下しているバイエルンにとっては、貴重な臨時収入となりそうだ。

 なお、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、ジルクゼーはマンチェスター・Uと29年夏までの5年契約を結ぶという(1年の延長オプション付き)。バイエルンの下部組織で育ち、イタリアで才能を開花させたストライカーは、世界最高のリーグでさらなる飛躍を果たせるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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