【J2】金沢が今季11戦目で初勝利! 87分決勝弾の金子は「決まった瞬間、気持ちが溢れだした」

2016年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

5連敗中の金沢が7戦負けなし3連勝中の山口を破る。

ベテランFWの山崎は豊富な運動量で攻守に渡り大きな貢献を見せた。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 J2リーグは5月7日、12節の10試合を開催。維新百年記念公園陸上競技場で行なわれた山口対金沢は、5連敗中の最下位・金沢が4位の山口を1-0で下し、今季初勝利を挙げた。

 ともに決め手を欠いて迎えた終了間際の87分。試合を決めたのは、「ずっとゴールを狙っていた」という途中出場・金子の一発だった。右サイドからの阿渡のクロスに、169センチの小兵MFがDFと競り合いながらも頭で押し込んだ。

「(DFと重なって)ゴールに入った場面しか見えなかった。決まった瞬間は気持ちが溢れだした」

 勝利を決める一発をこう振り返った金子。自身も今季は怪我で出遅れ、今季初出場した前節の清水戦は、1-4の大敗を喫していた。本人も期するものはあったはずで、「本当に長かったし、自分も怪我で出られなくて、家族やチームに支えてもらった」。

 試合終了のホイッスルとともに、ピッチ上では感極まる表情を浮かべる選手も見られた。アウェーの地に乗り込んだサポーターも狂喜乱舞した。

 今季11試合目でようやく掴んだ初勝利。「次はホームゲーム。大勢のお客さんの前で勝利を挙げて、一緒に喜びたい」と、森下監督はサポーターに次戦への決意を示した。
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