「曖昧な感じが...」なでしこ長野風花がTMで露呈したチームの課題を指摘! 日々の暑さで疲れも「足が止まっていた」

2024年07月10日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

30分×3本で実施

長野がヴィアマテラス宮崎とのトレーニングマッチを振り返った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこジャパンは7月10日、千葉県内でヴィアマテラス宮崎とトレーニングマッチを30分×3本の形式で実施。トータルスコア5-0で完勝を収めた。

 1本目は、裏に抜け出した清家貴子の折り返しに、ゴール前に飛び込んだ林穂之香が合わせて先制すると、2本目で浜野まいか、田中美南、藤野あおばが追加点。最後の3本目には、再び藤野がネットを揺らし、無失点で勝利した。

 結果を見れば快勝も、相手にボールを持たれ、守勢に回る時間が長かった。長野風花は「今日のテーマはチームとして動き続けるところ、試合勘を戻すところだった。怪我なく終われたことは良かった」としたうえで、試合内容には満足いっていないようで、こう続けた。

「もちろん全てがうまくいくわけではない。でもチーム全体として足が止まっていた部分や、プレーが単発になったり、関係性が作れなかった。正直、もうちょっと自分たちの意図した形での得点だったり、どこでスイッチを入れて守備に回るとか、ボールを奪い切るところで、曖昧な感じが終始ありました。フワフワしていないんですけど、みんなが迷いながらというシーンがあった」
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 なでしこジャパンは8日から千葉県内で合宿を実施。日々、30度を超える暑さの中、ハードなトレーニングを積んできた。

 疲れも溜まりつつあるが、長野は、「昨日も一昨日もかなりハードな練習してるので、そこの疲労もありつつ、ちょっと酸素が薄かった感じで、若干そういう疲労、キツさはありました」としつつも、「でもこの暑さに慣れることが大事だと思うので、頑張って自分をプッシュし続けたい」と意気込んだ。

 日本は13日に国際親善試合でガーナ女子代表と対戦。長野は、「ガーナ戦に向けて、課題としてしっかりあと残り2日間で詰めていきたい」と今回の練習試合で露呈した課題としっかり向き合い、改善を誓った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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