鹿島OBの名良橋晃、佐野退団の古巣が心配「戦力補強も、僕はすごく気にしてます」

2024年07月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「特にセンターバック。ボランチは補強してほしい」

タイトル奪還に邁進する鹿島。夏の補強で動きはあるか。写真:永島裕基

 現役時代に鹿島アントラーズなどで活躍した元日本代表DFの名良橋晃氏が、自身のYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」で、MF佐野海舟が移籍した古巣について語った。

 佐野は昨季に鹿島に加入し、1年目から主力として活躍。今季も開幕からレギュラーとして奮闘していたなか、7月4日にドイツ1部マインツへの完全移籍が発表された。

 佐野の移籍に名良橋氏は「痛いです」とコメントし、こう続ける。

「ワンシーズン半、今シーズンは特に、知念(慶)選手と(ボランチで)鉄板の2人で。本当に名前の通り、回収もできますし。前にも行けるし、攻撃にも関われるし、ボランチだけじゃなくて、センターバックとかサイドバックとか、いろんなポジションに対応してくれた。替えの利かない存在ではありました」

 そして、「痛手のなかで今いる選手でやっていかないといけないですから。アントラーズも」と続け、佐野が去った直後の6日に行なわれた北海道コンサドーレ札幌戦(2-0)で、ボランチで今季初めてフル出場した柴崎岳については「キャラクターが違うので。違う分、その周りの選手が、どう柴崎選手の良さを引き出すかというところも、これから大事になってくるんじゃないかなと思います」と述べる。
【動画】OB名良橋晃が語る鹿島の現状とやるべきこと
 また、補強も必要だという。

「戦力も当然取らないといけないですから。戦力補強も、僕はすごく気にしてます。特にセンターバック。(植田直通と関川郁万が)フル稼働中ですし、ボランチも補強してほしいなと思います」

 リーグで現在2位につける鹿島。悲願のタイトル奪還を見据え、今夏のマーケットでどんな動きを見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】佐野移籍後の札幌戦で見えた鹿島の変化。ボランチで先発した柴崎岳はどんな影響をもたらしたのか
 

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