【J1採点&寸評】神戸×磐田|2ゴール+献身的な運動量を見せたレアンドロを最高評価の「7」でMOMに選出

2016年05月05日 白井邦彦

神戸――守備陣のレギュラーふたりを欠きながらも最少失点に抑え、エースの爆発につなげる。

【警告】神戸=東、P・ジュニオール 磐田=小川大、川辺
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ(神戸)

【チーム採点・寸評】
神戸 6.5
伊野波、相馬を出場停止で欠くなか、代わりに入った高橋祥や東がきっちり仕事をした。レアンドロ、ペドロ、渡邉の得点で快勝。
 
磐田 5.5
立ち上がりは激しいプレスを仕掛け、プラン通り先制点に成功。前半1-1までは想定内も、藤田のロングスローでの2失点目で歯車が狂った。
 
【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 5.5
1失点はしたものの、持ち味の守備範囲の広さを生かした好セーブを連発。伊野波と相馬が不在ながらもうまく守備陣をまとめた。
 
DF
6 高橋峻希 6
齋藤のオフェンスに対応しながら積極的に攻撃参加。前半アディショナルタイムにはエリア内へ侵入し、惜しいシュートも放った。
 
5 岩波拓也 6.5
得意のビルドアップ能力を発揮。レアンドロへの正確なフィードで磐田DFを苦しめた。逆転ゴールもアシストし、攻守で存在感。
 
8 高橋祥平 6
久々の出場ながら、安定感のあるプレーを見せた。全体的にアダイウトンを抑えただけに、1失点目の寄せ遅れは残念なところ。
 
25 東 隼也 6
ホーム初出場ながら、落ち着いてプレー。前節の課題だった攻撃参加も高い位置でポジションを取ることでバランスをとった。
 
MF
24 三原雅俊 6
守備では3ボランチの一角、攻撃では右サイドハーフとしてプレー。高橋峻のオーバーラップを引き出すなどリズムを作った。
 
32 前田凌佑 5.5(78分OUT)
前半は磐田の早いパスワークに翻弄される時間帯もあった。だが、後半は磐田のタテパスをうまく阻止してみせた。
 
14 藤田直之 6.5
失点は藤田のボールロストから。だが、逆転ゴールは藤田のロングスローから生まれ、さらにダメ押しの4点目もアシストした。
 
FW
7 ペドロ・ジュニオール 6.5
得意のドリブルで何度もチャンスメイク。粘り強さが戻りつつあり、レアンドロの同点ゴールをアシスト。自らも神戸の3点目を決めた。
 
FW
11 レアンドロ 7
身体を張ったポストプレーで攻撃をけん引。相手のイヤなスペースへ走り込み続け、神戸の同点弾、そして逆転ゴールも決めた。
 
19 渡邉千真 6
献身的な守備に加え、攻撃では突破&キープの両面で持ち味を出した。89分にはPKを沈め、神戸の勝利に大きく貢献。
 
 
交代出場
MF
17 田中英雄 6(78分IN)
ボランチで出場し、持ち前の推進力で磐田にプレッシャーをかけた。88分にはレアンドロとのパス交換でPKも獲得した。
 
監督
ネルシーニョ 6
怪我人や、伊野波と相馬を欠く苦しい台所事情での戦いにも関わらず、新しくし出場した選手が活躍。日頃の練習の成果が出た一戦。
 
 

次ページ磐田――松浦、川辺の同時投入で一時は流れを引き寄せるも……。

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