【J1採点&寸評】鹿島×新潟|伏兵・西が試合を決める働き。新潟は増田が驚異的なヘッドを叩き込むも…

2016年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島――永木、ジネイ、中村が先発出場。攻撃の組み立てにズレはあったが…。

【警告】鹿島=金崎(57分)、伊東(65分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】西 大伍(鹿島)

【チーム採点・寸評】
鹿島 6
連戦の疲労を考慮して、永木、ジネイ、中村が先発出場。3人が入れ替わったことでプレスの掛け方、攻撃の組み立てにズレが生じ、試合をコントロールできた時間も最近の中では短かった。ただ、少ない決定機を伏兵・西がものにし、勝点3を得た

新潟 5.5
L・シルバ、小泉ら中盤の奮闘で鹿島の攻撃陣を自由にさせず。戦前の狙い通りサイドチェンジと、クロスの本数を減らすことに成功。ただ、攻めが指宿経由と単調になり、得点はセットプレーからの1点に終わった。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5.5
失点の場面では、相手の高さが際立ったとは言え、飛び出したからには触らなければいけない。それ以外でミスはなかった。
 
DF
22 西 大伍 6.5
決勝点はクロスをダイレクトで合わせ、コースも完璧だった。左SBでのプレーにも慣れてきたようだ。
 
23 植田直通 6
長身の指宿に万全の対応。ボール奪取はできなかったが、決定機を許さず。自陣ゴール前の対応も冷静だった。
 
3 昌子 源 6
増田に決められたセットプレーの場面では、CKの直前に柴崎からマークの変更を伝えられていたため混乱が生じたか。植田との連係でピンチは少なかった。
 
24 伊東幸敏 5.5
高い位置を取るコルテースに、同サイドの遠藤とともに対応。守備は合格点。攻撃でもう少し工夫が欲しい。
 
MF
6 永木亮太 6
こぼれ球への読み、行動、人への対応に一切の迷いがない。後半はDFラインに吸収される場面が多かった。
 
10 柴崎 岳 6
西の決勝点をアシスト。ゴール前に入っていく回数はいつもより少なかったが、判断、技術的なミスは少なかった。
 
25 遠藤 康 6(86分OUT)
FKでサインプレーを仕掛けるなど、常に効果的な攻撃策を見つけようとしていた。コルテースへの対応も問題なし。
 
13 中村充孝 5.5(65分OUT)
ボールを自在に操り、密集エリア、局面を打開するテクニックでチャンスを演出。もっと生かせる形がある。

FW
9 ジネイ 6(60分OUT)
今季初先発で先制点。守備へのプレスの掛け方などで戸惑いが見られたが、柔らかいポストプレーがつながってくれば、チームの力になる。

33 金崎夢生 6
局面でゴリゴリと身体を使い、攻守に相手が嫌がるプレーを90分間続けた。警告は気の毒としか言いようがない。

交代出場
8 土居聖真 6(60分IN)
勝ち越しを目指すなか、1枚目のカードで出場。足を止める時間は一切なく、チームが求める動きを続けた。

7 カイオ 6(65分IN)
最近はマークがきつくなり、なかなかスペースを与えてもらえない。その中でも、相手の脅威になった。
 
40 小笠原満男 ―(86分IN)
リードした場面でピッチへ。パスミスはあったが、クローザーとしての役割は果たした。パスの出所、ボールへのアプローチは秀逸。

監督
石井正忠 6
連戦を考慮し、前節からスタメンを3選手変更した。そのうちのひとり、ジネイが先制点。省エネと勝点3のふたつの目標を達成した。

次ページ新潟――小林の投入直後に失点。バイタルを開けた一瞬の隙を突かれる。

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