J１リーグは５月４日、第１ステージ10節の７試合を開催。ベストアメニティスタジアムでは、鳥栖対湘南が13時にキックオフされた。

　ともに走力のあるチーム同士の激突は、スピーディな展開となったものの、前半は互いにゴール前での精度を欠き、なかなかシュートにつながらない。スコアレスで前半を終了し、勝負は後半に持ち込まれた。

　そして試合が動いたのは71分。湘南はCKからのこぼれ球に反応した菊池がダイレクトでゴール前にロビングを上げると、これを途中出場の大槻がヘディングで押し込んだ。前節、今季リーグ戦初勝利を挙げた湘南が先制する。

　試合は終盤に入ると、前節開幕戦以来の勝利を挙げた鳥栖が猛攻を仕掛ける。76分には谷口がヘディングで狙うが村山が好セーブ。このプレー以降、鳥栖が幾度となくチャンスを迎えるが、村山を軸に堅守を見せた湘南のディフェンスを崩しきれない。

　結局、湘南が最後まで鳥栖の猛攻を凌ぎ切り、前節の開幕９戦目での初勝利に続き、２試合連続の無失点勝利を飾った。