【J1】浦和が首位キープ!柏木の先制弾&「KLM」揃い踏みで名古屋に圧勝

2016年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

5年目の”ミシャレッズ”と、初年度の”小倉ンパス”。チームの完成度の差が如実に。

先制点を決めた柏木(10番)。5月3日のACL・浦項戦に備え、73分にピッチを後にした。写真:田中研治

 J1リーグ9節は4月29日、各地で4試合を開催。埼玉スタジアム2002に名古屋を迎え撃った浦和は、4-1で勝利した。

【浦和4-1名古屋 PHOTO】強力トリデンテ&柏木がゴール!名古屋はシモビッチが芸術弾

 前節の川崎戦で5節以来の首位に立った浦和は、立ち上がりから小気味よくパスを回し、名古屋の守備を揺さぶる。
 
 一方の名古屋は、和泉や永井のスピードを活かしたカウンターを軸にチャンスをうかがった。
 
 先制点が生まれたのは25分。梅崎からのパスを受けた柏木が、トラップから素早く反転して利き足ではない"右足"でシュート。これがGK武田の手を弾いてネットを揺らし、浦和が先手を取る。
 
 ホームチームはその後も主導権を握って試合を進め、33分には左サイドから梅崎が放ったシュートがバーを叩く。さらに34分には、スルーパスに抜け出した興梠が、決定的なGKとの1対1を迎えた。
 
 しかし、こうしたチャンスを逃していると39分。名古屋のシモビッチに圧巻のミドルを決められ、試合を振り出しに戻された。
 
 1-1で迎えた後半は、再び浦和の鮮やかな連係プレーが炸裂する。56分、セカンドボールを拾った森脇が左サイドに展開。関根がワンツーでエリア内に進入してクロスを上げると、李がボレーシュートをサイドネットに流し込んだ。
 
 さらに62分には、柏木が高い位置でボールを奪い返した流れから興梠につなぎ、そのまま背番号30が右足で加点。65分には細かいパスを何本もつなぎ、最後は興梠の横パスを受けた武藤が、右足でチームの4点目を叩き込んだ。
 
 浦和の「KLM(興梠、李、武藤)」は、今季2度目の揃い踏み。強力トリデンテが、いよいよ波に乗ってきた。
 
 一方の名古屋は、シモビッチのミドル以外は見どころがなく、守備面でも浦和のパスワークに完全に翻弄された。
 
 就任5年目の"ミシャレッズ"と、初年度の"小倉ンパス"。チームの完成度の差が如実に表われた格好だ。
 
 勝点3を加えた浦和は、勝点22で首位をキープ。リーグ3連勝と上昇気流に乗り、2年連続での第1ステージ制覇に突き進んでいる。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事