「ひん曲がったような膝になった」小倉隆史が現役時代に苦しめられた怪我を振り返る「シュートが打てなくなった」

2024年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕は後十字靭帯で、当時は触れる人はいなかった」

小倉氏が自身の怪我を振り返った。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 元日本代表FWの小倉隆史氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。現役時代に苦しめられた怪我について語った。
【動画】前園真聖&小倉隆史&山口貴之が選手の怪我を語る
 小倉氏は1996年のアトランタ五輪のアジア予選に向けた合宿で右足後十字靭帯を断裂。その後の競技生活に大きな影響を及ぼした。当時の医療状況を、こう振り返る。

「僕がやった時は、軟骨の概念って日本では少なかった。1回目の手術で軟骨を痛めて、それで、ひん曲がったような膝になっちゃって、もうシュートが打てなくなった。みんな、前十字をやったらもう、水がたまったら抜くだけ」
 
 その後、オランダで再手術を受けた際には、異なるアプローチがあったという。

「(水を)抜くには意図があって。何かが出ているのはサインなので、抜くだけじゃダメだった。結局、それは軟骨だった。で、軟骨だと1年休まないとダメ。しかも22歳以下じゃないと戻らない。自主再生で穴を開けて。というのは、むこうではっきりしていた」

 現在は医療も進歩したようで、「僕は後十字靭帯(断裂)で、当時は触れる人はいなかった。今では日本でやれる人もいる。日本のスポーツメディカルの進化もある」と述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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