滑り込みでパリ五輪へ! 20歳MF佐野航大、「本当にすごい」お兄ちゃんから刺激。大岩監督は「オランダでの活躍は説明不要」と称賛

2024年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ギリギリにはなりましたけど」

オランダで躍動する佐野。海外挑戦で自信をつけた。(C)Getty Images

 大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、今夏のパリ五輪に向け、6月にU-23アメリカ代表との強化試合を敵地で実施。このメンバー発表において、大きな注目を集めたのが、佐野航大の初招集だ。

 20歳のMFは、昨夏から小川航基も所属するオランダ1部のNECでプレー。海外挑戦1年目の最後を3戦連発で締め括るなど、印象に残る活躍が評価された。

 大岩監督は「オランダでの活躍は説明する必要がない。パフォーマンス、自信を我々のグループの中でしっかりと発揮してくれることが、競争力を上げて、チームのレベルアップに繋がる。初めての招集になるが、非常に大きな期待をしている」と語るなか、佐野はJFATVの『Team Cam』内でインタビューに対応。サバイバルレースを戦う覚悟をこう示した。

「(自身の代表活動は)最後がU-20のワールドカップで、その次はU-23に選ばれたいと思っていました。パリにも出たいと思っていたので、ギリギリにはなりましたけど、呼ばれて一安心という感じと...でもパリのメンバーはまだ決まっていないので、そこに入れるように、今回しっかりアピールしたいです。

 代表入りは本当に狭き門。競争があるので、それを掴み取るかどうかは、みんなにチャンスがあると思うし、そのチャンスを絶対に掴み取りたいです」 
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 3歳年上の兄、佐野海舟は鹿島アントラーズで主力として活躍。A代表入りも果たしており、大きな刺激を受ける存在だ。

「お兄ちゃんは、A代表に入ってプレッシャーがあるなかで、 J1でしっかり試合に出て、結果を残しているのは本当にすごいなって思いですね。今回、僕は初招集ですけど、呼ばれたからにはしっかり結果を残して、アピールして、パリ・オリンピックのメンバーに入れるように。海外移籍をして培ったものをしっかりと出して、オリンピックに食い込んでいけるように頑張ります」

 20歳の俊英が大岩ジャパンに新たな風を吹き込み、旋風を巻き起こす。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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