【J1採点&寸評】鳥栖×磐田|主導権を握るもゴールの遠かった鳥栖。磐田のしぶとさの前にやはり課題は解消できず…

2016年04月25日 荒木英喜

鳥栖――システム変更や二枚替えも決定打を生み出すに至らず。

【警告】鳥栖=なし 磐田=藤田(30分)、山本(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大井健太郎(磐田)

【チーム採点・寸評】
鳥栖 5.5
最後の決定力不足および、失点を続けている状況はこの試合でも変えられず、今季ホーム初黒星。

磐田 6
押し込まれる時間が長く続いたが粘り強く守り続け、勝ちに行く交代策も幸いし勝点3につながった。
 
【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 彰洋 5.5
相手のシュートに対して冷静に守り続けたが、一瞬、棒立ちになってしまった結果、痛恨の1点を与えてしまった。


DF
 藤田優人 5.5
前半に好クロスで豊田のヘディングシュートを演出。しかし、それ以外では効果的なクロスは少なかった。

 キム・ミンヒョク 
空中戦では安定感した守備を見せ、足もとのプレーでも及第点の守備を続けていた。最後のシュートミスが悔やまれる。
 
29 谷口博之 6
左サイドの裏までしっかりとケアしながら守り、クロスも確実に跳ね返し続けた。終了間際には前線でもプレーした。
 
23 吉田 豊 5.5
積極的に攻撃参加して絶妙のクロスで豊田のボレーシュートへと導くが、それ以外はクロスの精度を欠いていた。

MF
10 キム・ミヌ 5.5
いつもより判断が悪く、ボールロストする場面が目立ち、シュートも精度欠く。しかし、守備に戻って危険な場面を封じた。
 
14 高橋義希 
中盤でのパスカットなど鋭い出足の守備からスピードに乗った攻撃につなげる。縦パスで攻撃のスイッチも入れた。
 
16 チェ・ソングン (64分OUT)
中盤のつなぎ役に徹しながらパスチャンスを広げた。動きが悪かったわけではないが、システム変更のため交代した。

 ペク・ソンドン (90+1分OUT)
古巣戦ということで試合開始から裏に抜けたり、中盤に落ちたり、積極的な動きでボールを引き出しチャンスを作った。
  
FW
39 岡田翔平 (64分OUT)
得意の裏への飛び出しで磐田守備陣の脅威になる。41分に抜け出したシーンはシュートまで持ち込みたかった。
 
11 豊田陽平 5.5
試合開始直後は競り負ける場面もあった。前半のシュートが決まっていれば結果は違ったものになったが、後半はシュート0に終わる。
 
交代出場
MF
 岡本知剛 5.5(64分IN)
ボランチの一角として積極的に動く姿勢を見せ、守備だけでなく、前にも飛び出したが勝ちにはつなげられなかった。
 
FW
22 池田 圭 5.5(64分IN)
豊田の周りの衛生的に動き、スペースに流れるも、効果的なパスが供給されず、決定的な仕事はできなかった。
 
FW
18 富山貴光 -(90+1分IN)
パワープレー要員として前線に位置するも、与えられた時間はあまりに短か過ぎた。
 
監督
マッシモ・フィッカデンティ 5.5
試合開始早々から主導権を握る。システム変更で活性化しようとしたが効果はあまりなく、ゴールは遠かった。

次ページ磐田――前半からのピンチを耐え凌いだ末に、終了間際のチャンスをモノに。

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