【J1】中村俊輔がPKを沈めるも、あと一歩及ばず。P・ウタカの通算7点目で広島が連勝

2016年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

P・ウタカが2ゴール。暫定ながら得点ランクトップに。

P・ウタカ(9番)の2得点は、いずれもゴール前でのポジショニングが光るものだった。写真:徳原隆元

 J1第1ステージ8節は4月24日、各地で9試合を開催。日産スタジアムで行なわれた横浜対広島は、2-1で広島が勝利した。
 
 20日の山東魯能戦に敗れてACL敗退が決まった広島は、その試合からスタメン6人をチェンジ。一方の横浜は、同20日のナビスコカップ・鳥栖戦から、GKを含めた全11人を入れ替えて挑んだ。
 
 先手を打ったのは広島だった。「前半はなかなかリズムを出すことができなかった」(モンバエルツ監督)という横浜を尻目に、立ち上がりから攻撃の圧力を強める。そして15分、GK飯倉のミスを見逃さなかったP・ウタカが、こぼれ球を拾ってゴールに流し込んだ。
 
 一方の横浜は右SBの小林が1対1で柏をかわし、クロスを中町が合わせたシーンが前半最大のチャンスだった。だが、これを外し、広島リードでハーフタイムに突入した。
 
 迎えた後半は、横浜が中村を起点にバリエーションに富んだ攻撃を見せる。そして70分、中村のヘディングシュートが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得。これを中村が自ら沈めて試合を振り出しに戻した。
 
 しかし、その2分後。広島の千両役者が、この日2点目を横浜ゴールに突き刺した。右サイドを突破したミキッチのラストパスに合わせたのは、P・ウタカ。グラウンダーのクロスを丁寧に右足で流し込んだ。
 
 結局、これが決勝点になり、アウェーの広島が2-1で勝利した。広島は今季2度目の連勝。横浜は開幕の仙台戦以来の黒星となった。
 
 なお、広島のP・ウタカは通算7ゴールで暫定ながら得点ランク首位に浮上。また、横浜のファビオは、警告累積で次節出場停止になる。
 
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