アタランタのマルテン・デ・ローンが、現地時間５月22日に開催されるヨーロッパリーグ（EL）の決勝、レバークーゼン戦を前に会見に出席。歴史的な快進撃を続ける難敵撃破に決意を示した。欧州サッカー連盟の公式サイトがコメントを掲載している。

　シャビ・アロンソ監督が率いて２年目のレバークーゼンは、ブンデスリーガで28勝６分と、11連覇中のバイエルン・ミュンヘンを差し置いて圧倒的な強さを見せ、同リーグ史上初の無敗優勝を達成。また、全公式戦を通じても今季一度も負けておらず、文字通り無敵の強さを誇っている。

　どのクラブが黒星をつけるのか――。デ・ローンは「俺達が歴史に名を残す番だ！」とばかりに、記録ストップに意欲十分だ。

　自身は怪我で欠場を余儀なくされるなか、「昨日再びチームに合流した。僕はポジティブな雰囲気をもたらすためにここにいる。いつものように笑顔でね。僕らは、自分がピッチにいてもいなくても勝ちたいんだ」と熱い想いを伝えたうえで、強気にこう語った。
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「勝てない相手なんてない。今のところ（レバークーゼンは）無敵に見えるけど、それを変えられるのは僕らかもしれない。自分たちの哲学を信じ、アタッキングフットボールをし、打ち負かそうとしなければならない。ベストのチームを倒さないと、トロフィーは獲れない。

　僕らは素晴らしいシーズンを展開してきた。この舞台に立つに十分値する。両チームとも決勝に相応しい。どちらがトロフィーを掲げるか見てみよう。僕はプレーしている時でも、いつもチームメイトに話しかけている。今回はベンチからいつも以上に叫ばないとね。だけどまずは、選手たちはこの瞬間を楽しみ、そして全力を尽くさないといけない」

　デ・ローンの自宅近くには「献身、犠牲、汗まみれのシャツ。デ・ローン、君はすでにトロフィーを手にした」と書かれた感動的なバナーが掲げられた。

　励ましのメッセージは確かな力になったようで、33歳のオランダ代表MFは「ファンが家の近くに掲げてくれたバナーを見て、とても感動したよ」と口にした。

「困難な時期だったからね。決勝の欠場を受け入れるのは難しかった。でもどれだけ多くの人が僕を愛してくれているのか、そして僕もその人たちを愛しているんだと知れたのは良かったよ」

　消化が１試合少ない状況下でセリエA５位につけるイタリアの雄は、ドイツの新王者に敗北の悔しさを思い出させることはできるか。大注目の一戦は、アイルランドの首都ダブリンで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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