レスターがヴァーディー退場で一度は逆転されるも、土壇場PKでウェストハムから勝点1をもぎとる

2016年04月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

得意のカウンターから先取点を奪ったレスターだったが…。

18分にシーズン22点目を決めたヴァーディーだったが、56分にはシミュレーションを取られて退場。これでエースを欠いたレスターは以降、完全に守勢に回った。(C) Getty Images

 現地時間4月17日、プレミアリーグ第34節で首位レスターは、6位のウェストハムとホームで対戦した。
 
 前節にサンダーランドとの接戦を5試合連続完封となる2-0で制し、2位のトッテナムとの勝点差も7をキープしている首位レスター。スタメンの顔触れも4-4-2のシステムも継続し、2節のウェストハム戦でプレミア初ゴールを決めた岡崎はこの日も2トップの一角で先発した。
 
 試合は立ち上がりから両チームがセットプレーから決定機を掴む。
 
 まずは1分、ウェストハムがパイエのFKにクヤテが頭で合わせる。これはGKシュマイケルの好セーブ、そして二度に渡ってポストに跳ね返る不運でゴールはならなかった。
 
 一方のレスターも、10分にオルブライトンの右サイドからのFKにフートがヘディングで叩くが、こちらは枠を捉えることができなかった。
 
 その後は互いに中盤でボールを奪い合う激しい展開のなか、先制したのはレスターだ。
 
 18分、守護神シュマイケルのロングスローから右サイドに開いたマハレズに展開。そこからセンターサークル付近でサポートに回ったカンテに渡り、そのままフランス代表MFは独力で相手CBリードをかわしてバイタルエリアまで持ち込んで、ペナルティーエリア手前の左サイドでフリーとなっていたヴァーディーにラストパスを出す。
 
 これを受けたエースは左足で冷静にフィニッシュ。2試合連続となるシーズン22点目を決め、レスターが先手を取った。
 
 以降はウェストハムが得点への糸口を模索する時間が続いたが、キーマンのパイエがレスター守備陣の素早いチェックに苦しんで、前すら向けない時間が続く。さらに細かいミスが目立ち、チャンスを創出することができなかった。
 
 結局、アウェーチームの中途半端な攻めではレスターの堅牢を打ち破ることはできずに、前半は1-0でレスターがリードして折り返しとなった。
 

次ページラストプレーでレスターが同点に持ち込む劇的な幕切れ

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