左ウイングバックへの転換には「さすがにビビりました(笑)」
殊勲の決勝点を挙げた町田。優勝トロフィーを手に歓喜の瞬間を迎える。(C)Getty Images
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズは5月9日、アントワープを1−0で下し、110年ぶりにベルギーカップを制した。この試合唯一のゴールを奪ったのは日本代表CB町田浩樹。前半アディショナルタイムに、右CKをニアでCFグスタフ・ニルソンが頭で反らしたボールを、ゴール中央に走り込んで得意の左足で仕留めた。
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「ニアでグスタフが触った瞬間に、『あそこにボールが来そうだな』となんか感じるものがあって入っていったら、本当にボールが来た。本当に良かった」
試合の均衡を破る値千金のゴールに、殊勲の町田はベンチ前に疾走し、味方にもみくちゃにされてからテレビカメラにポーズを決め、さらにゴール裏のサポーターに向かってユニホームのクラブエンブレムを示した。
「いや、もう興奮していたんであんまり覚えていない。100年ぶり(ママ)なんでね、サポーターも待ち望んでいたカップだったと思います。ああいう状況の中で先制点を取れたのは嬉しい」
決勝ゴールに喜びを爆発させた町田だったが、この大舞台にあまり昂ることなく試合に入ったようだった。
「僕自身、落ち着きすぎていて、『もっと熱量が欲しいな』くらいの感じでした。決勝戦だから『熱く来るものがあるのかな』と思っていたんですが、経験を重ねたせいか冷静すぎた。そういうときに限ってゴールを決められる」
クールに熱く戦った決勝戦。優勝の喜びを町田はしみじみと語る。
「鹿島アントラーズでリーグ戦(Jリーグ)、天皇杯、アジアチャンピオンズリーグと、僕は(タイトルを)3回獲っているんですけれど、どれもベンチ外だったり、ベンチで試合を見ていたりしたんで、初めてピッチの上で優勝を経験することができましたので良かった。それを自分でもぎ取れたのでね。アメージングですね(笑)。初めて自分の手で獲れたタイトルなんで感慨深いです」
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「いや、もう興奮していたんであんまり覚えていない。100年ぶり(ママ)なんでね、サポーターも待ち望んでいたカップだったと思います。ああいう状況の中で先制点を取れたのは嬉しい」
決勝ゴールに喜びを爆発させた町田だったが、この大舞台にあまり昂ることなく試合に入ったようだった。
「僕自身、落ち着きすぎていて、『もっと熱量が欲しいな』くらいの感じでした。決勝戦だから『熱く来るものがあるのかな』と思っていたんですが、経験を重ねたせいか冷静すぎた。そういうときに限ってゴールを決められる」
クールに熱く戦った決勝戦。優勝の喜びを町田はしみじみと語る。
「鹿島アントラーズでリーグ戦(Jリーグ)、天皇杯、アジアチャンピオンズリーグと、僕は(タイトルを)3回獲っているんですけれど、どれもベンチ外だったり、ベンチで試合を見ていたりしたんで、初めてピッチの上で優勝を経験することができましたので良かった。それを自分でもぎ取れたのでね。アメージングですね(笑)。初めて自分の手で獲れたタイトルなんで感慨深いです」
アントワープの誇る俊敏なアタッカー陣のドリブルを止めたり、MFから前線へのパスをカットし続け、本職の守備でもしっかり結果を残した。
「周りが助けてくれました。みんな守備でハードワークして頑張っていた。僕だけじゃないです」
3CBシステムの左を務める町田は、81分から左ウイングバックにポジションを移した。
「俺もさすがにビビりました(笑)。1回、30分だけ(左ウイングバックを)やったことがあるんですが、今回は完全に守り切るという意図でやったんだと思います。準決勝のクラブ・ブルージュ戦(第2レグ。ユニオンは1−2で敗れたものの、後半アディショナルタイムの町田のゴールが効いて2試合合計3−2で決勝進出を決めた)で、僕が点を取ったときは左ウイングをやりました。まさか俺が左ウイングをやるとは思いませんでしたね。今回は監督の守り抜く意図を感じ取れたので、(アントワープに)放り込まれたんですけれど、守り切れて良かったです」
まだユニオンはベルギーリーグ優勝の可能性を残している。昨季、一昨年とプレーオフ終盤で涙を呑んだ。今季はレギュラーシーズンを首位で終えながら、プレーオフで4連敗を喫してしまい、優勝争いから脱落しかけた。
「ダントツの首位だったのにプレーオフで4連敗して3位まで落ちてしまい、選手たちでいろいろ話し合いました。かなり難しい時期でしたね。そこからアントワープに2連勝し、アンデルレヒトと0−0で引き分け、今日はカップ戦で優勝しました。下がってきたところからチームの士気が上がってきているのは、本当に良い。あの4連敗はチームとして無茶苦茶苦しんだんで。練習中、チームメイトが揉め合ったり…。そういうのを乗り越えてのタイトルなんで、チームのみんなも嬉しいし、本当に良かったと思います」
【動画】ベルギーカップ決勝、町田浩樹が蹴り込んだ決勝ゴールに大観衆が熱狂!
「周りが助けてくれました。みんな守備でハードワークして頑張っていた。僕だけじゃないです」
3CBシステムの左を務める町田は、81分から左ウイングバックにポジションを移した。
「俺もさすがにビビりました(笑)。1回、30分だけ(左ウイングバックを)やったことがあるんですが、今回は完全に守り切るという意図でやったんだと思います。準決勝のクラブ・ブルージュ戦(第2レグ。ユニオンは1−2で敗れたものの、後半アディショナルタイムの町田のゴールが効いて2試合合計3−2で決勝進出を決めた)で、僕が点を取ったときは左ウイングをやりました。まさか俺が左ウイングをやるとは思いませんでしたね。今回は監督の守り抜く意図を感じ取れたので、(アントワープに)放り込まれたんですけれど、守り切れて良かったです」
まだユニオンはベルギーリーグ優勝の可能性を残している。昨季、一昨年とプレーオフ終盤で涙を呑んだ。今季はレギュラーシーズンを首位で終えながら、プレーオフで4連敗を喫してしまい、優勝争いから脱落しかけた。
「ダントツの首位だったのにプレーオフで4連敗して3位まで落ちてしまい、選手たちでいろいろ話し合いました。かなり難しい時期でしたね。そこからアントワープに2連勝し、アンデルレヒトと0−0で引き分け、今日はカップ戦で優勝しました。下がってきたところからチームの士気が上がってきているのは、本当に良い。あの4連敗はチームとして無茶苦茶苦しんだんで。練習中、チームメイトが揉め合ったり…。そういうのを乗り越えてのタイトルなんで、チームのみんなも嬉しいし、本当に良かったと思います」
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