【J1】「顔面でもいいと思って、当てました!」大久保のJ1最多159点目で川崎が首位奪回!

2016年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

小林の鋭いクロスに大久保が頭で叩き込む。

後半のほぼラストプレーで劇的な決勝点を挙げた大久保。J1通算得点数で単独1位に躍り出た。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 土壇場で飛び出したエースのメモリアルゴールで川崎が首位奪回に成功した。

 J1リーグ第1ステージ・6節の川崎対鳥栖は、劇的な展開で幕を閉じた。ハイライトシーンは後半アディショナルタイムの90+4分。ほぼラストプレーの場面で訪れた。

【川崎 1-0 鳥栖 PHOTO】ラストプレーで飛び出した大久保のJ1最多159点目!

 後方からのパスを受けた小林が右足で前方に流し、左足で鋭いクロスを入れると、ファーサイドで待っていたのは大久保。
「その前に2本外していたので、(小林)悠の凄いボールが来た時にはまた外すんじゃないかと不安だった。顔面でもいいんで、当てました」

 試合後、そう語った大久保が強烈なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。ここまで終始押し込まれていた川崎が待望の先制点を手にする。そして、このゴールが大久保の通算159ゴール目。J1通算得点数で広島の佐藤を抜き、単独1位に躍り出るゴールとなった。

 試合は、直後に1-0でタイムアップ。勝点を14に伸ばし、横浜と引き分けて勝点1に止まった浦和を抜き、勝点1差で川崎が単独トップに立った。

 一方の鳥栖は、前半からキム・ミンヒョクのヘディングシュートがポストを直撃するなど、再三際どいシーンを作りながら、得点を奪い切れず。試合内容では、川崎を上回るものだっただけに、悔しい敗戦となった。
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