「ここに来たくても来れなかった。そういう気持ちを...」内野貴史が語った“責任”。仲間たちの思いも背負い、U-23アジア杯へ【U-23代表】

2024年04月16日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

鈴木唯人には電話で「絶対勝つよ」

内野がU-23アジア杯に臨むうえでの覚悟を語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 U-23日本代表は現地4月15日、U-23アジアカップの初戦・中国戦の前日トレーニングを実施。練習後、内野貴史がこの大会に臨むうえでの"責任"を語った。

 内野は2022年、ドバイカップU-23に臨むU-21日本代表に選出され、これが代表初招集だった。それまで代表とは無縁の期間が長かったため、日の丸を背負うことの意味をしっかりと認識している。

「その活動ごとで生き残ってきてる人たちの集まりで、その反面、やっぱり落ちている人がいるというのは毎回あること。本当に、こうやって最後までこれてるのも、途中途中1回でも参加してくれた人がいるからこのチームのクオリティや、積み上げてきたものがあると思う。

 本当にそういう過程のところで、携わってくれた選手たちの気持ち、ここに来たくても来れなかったという、そういう気持ちを踏みにじるような行動とか、プレーをしてはいけないと思ってるので、本当に責任あるプレーをしないといけないなっていうのは思っています」(内野)
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 このU-23アジア杯では、メンバー外となった鈴木唯人とも電話で話し、「絶対勝つよ」と伝えたという。

「唯人も今回、チーム事情で来れなかったですけど、彼もこのチームに結果をもたらしてくれている。彼がまたここに呼ばれる機会を作ってあげないといけないと思うし、そういう意味では、仲間のために頑張りたいっていう気持ちにもなってます」

 今大会、23歳のサイドバックは、ここまでパリ五輪世代の代表チームをともに作り上げてきた仲間たちの思いも背負い、力の限りを尽くす覚悟だ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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