長友佑都がインテルと2019年まで契約延長!「クラブを愛しているし、自分の家だと思っている」

2016年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

すべてのオファーを拒否してインテルとの交渉を最優先した。

インテルと新たに3年契約を結んだ長友。昨夏から続いた交渉がついに合意し、正式発表された。(C)Getty Images

 4月8日、インテルが2016年6月30日までだった長友佑都との契約を2019年6月30日まで延長したと発表した。
 
 これまで事あるごとに"インテル愛"を公言して憚らず、昨年末に『サッカーダイジェストWEB』が行なった独占インタビューでも「僕に対するみんなの愛情を感じているし、インテルに関わるすべての人たちと最高の関係が築けている。居心地がすごく良いんです」と語っていた長友。契約最終年の今シーズンに入ってからも常に残留を希望していた本人の願いが、ようやく叶えられた格好だ。
 
 今年1月にはマンチェスター・ユナイテッドからオファーが届いた事実を本人が認めるなど、昨今の長友には様々なクラブからコンタクトがあったと見られる。契約満了まで6か月未満となった選手は、現所属クラブの許可なく他クラブと自由に交渉を行なえるが、長友はすべてを拒否し、インテルとの契約延長交渉を最優先。イタリア人の代理人フェデリコ・パストレットはこう語る。
 
「ブンデスリーガでもっと稼ぐことのできるクラブからオファーがあったし、セリエAの他のクラブからもコンタクトがあった。しかし、ユウトはいずれも望まなかった。インテルと強く結ばれているからだ」
 
 2011年1月にチェゼーナからレンタルでインテルに加入し、同年7月に完全移籍で5年契約を締結。以降、運動量とスピードを活かして両サイドバック/ウイングバックとして活躍し、持ち前の明るいキャラクターもあってチームのムードメーカーに。2014-15シーズンからは副キャプテンにも就任し、アンドレア・ラノッキアが今年1月に退団して以降はチーム最古参となったが、今回の契約延長でさらにネラッズーロ(黒と青)を身に纏って戦うこととなった。
 
 同日にロベルト・マンチーニ監督とともに会見に臨んだ長友は、次のように語っている。
 
「私はインテルを愛しているし、自分の家だと思っています。今回の契約延長に関して、トヒル会長、サネッティ副会長、マンチーニ監督、スタッフ、チームメイト、サポーターのすべての人たちに感謝したい。インテルのユニホームを着て戦えることは大きな名誉であり、誇りを感じています」
 
「(なぜマンチェスター・ユナイテッドのオファーを断ったのか?と聞かれて)これまでの5年間が素晴らしかったからです。今は多くの選手がイングランドに渡りますが、私はイタリア、そしてインテルを愛しています」
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