岳とは違う、海舟に似ていて...鹿島の新助っ人“ライコ”のポポヴィッチ評「チームにいてほしいと思わせてくれる存在」

2024年04月10日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京戦で80分から出場した

FC東京戦でJリーグデビューを果たしたライコことミロサヴリェヴィッチ。10分ほどのプレーでもテクニックの高さを感じさせた。写真:永島裕基

 鹿島アントラーズは4月7日、J1第7節でFC東京と国立競技場で対戦。攻め込みながらも得点が奪えず0-2で敗れた。

 この試合でJリーグデビューを果たしたのが、新加入のセルビア人MFのライコことラドミル・ミロサヴリェヴィッチだ。

 3月末に鹿島のランコ・ポポヴィッチ監督の古巣、セルビアのヴォイボディナから加入した31歳は、1点ビハインドの80分に登場。4-2-3-1のボランチ、その後4-3-3に布陣が変更するとアンカーを務めた。

 わずか10分ほどのプレー時間だったが、落ち着いたボール捌きや展開力を発揮した教え子について、ポポヴィッチ監督は以前、次のように期待を寄せていた。

「(ライコと)一緒に仕事をしたのは4か月くらい」ではあったが、「ずっと一緒に働いてきたんじゃないかというぐらいの信頼関係を築けた」。

 また、プレーについては、こう評価している。

「ライコは決して(柴崎)岳みたいに高いパステクニックがあるタイプではない。ただ、チームにこういう選手がいてほしいと思わせてくれる存在です」
【PHOTO】国立競技場に集結し、熱い声援を送った鹿島アントラーズサポーター!
 続けてキャラクターに関しては「(佐野)海舟に似ていて、黙々と自分のタスクをこなすタイプ」だという。

 また「チームのために戦えて、貢献度は非常に高い選手。ともに働くすべての人々から愛されるキャラクターでもある」も魅力だ。

 指揮官によると、ライコはボランチを主戦場とするものの、2列目にも対応できるという。

 試運転を終えた"ライコ"はどのように起用されるのか。鹿島は4月13日に行なわれる次節、ホームで京都サンガF.C.を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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