今年は大混戦の予感! 90回目を迎える2016関東大学サッカーリーグが開幕する

2016年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

4月2日(土)西が丘でオープニングマッチ

会見に登壇した1部12大学の主将たち(代理含む)。前列右から順天堂大・矢部純也、明治大・服部一輝、早稲田大・新井純平、流通経済大・塚川孝輝、慶應義塾大・宮地元貴、日本体育大・小泉将来。後列右から法政大・黒柳駿、国士館大・附木雄也、専修大・小口大貴、駒澤大・森健太、桐蔭横浜大・田中憧(副将)、筑波大・吉田直矢(主将代理)。写真提供:JUFA/飯嶋玲子

 4月2日、JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦が開幕する。これに先立つ3月30日、リーグ開幕に向けての記者会見が都内で行なわれた。
 
 会見では、最初に挨拶に立った関東大学サッカー連盟の中野雄二副理事長(流通経済大監督)が、90回目を迎える今シーズンを「かつてないほど戦力が拮抗し、どこが優勝するのか全くわからない」と述べ、続けて今シーズンの展望と注目プレーヤーについてコメントした大平正軌同技術委員(流通経済大コーチ)も、「今シーズン2部から昇格してきた筑波大、日本体育大がすぐに優勝することも十分にありうる」とコメントするなど、今年もリーグは混戦模様であることが予想された。
 
 混戦が予想されるということは、どのチームにも優勝のチャンスがあるということ。中野理事長と大平技術委員に続いて、緒戦の対戦チームごとに1部12チームの主将(代理含む)が登壇してリーグ開幕への抱負を述べたが、どのチームもおしなべてリーグ優勝を目標に見定める。
 
 どの選手からも一様に聞かれた言葉は、「○○大らしく、泥臭く、勝ちにいく」。それぞれのチームのスタイルの違いはあれども、最後は勝利への執念で上回ったチームが勝つという思いの表れだろう。それだけ、各大学の選手たちも、混戦リーグとなることは肌で感じているようだ。
 
 今シーズンは40年ぶりの連覇を目指すことになる早稲田大の新井純平主将でさえ、連覇という言葉を口にはしたものの、「昨年のことは一度全部忘れて1戦1戦戦っていく」と語っていたのが印象的だった。
 今年で90回目を迎える伝統の関東大学サッカーリーグは、4月2日土曜日、味の素フィールド西が丘での早稲田大対流通経済大(12時キックオフ)、明治大対慶應義塾大(14時30分キックオフ)という昨シーズン上位4チームの対戦という好カードを皮切りに、戦いの火ぶたが切って落とされる。
 
 武藤嘉紀、室谷成ら関東大学リーグから羽ばたいた先輩(室屋は退部してプロへ)に続けとばかりに、今シーズンも逸材ひしめくハイレベルなリーグであることは間違いない。まずは前半戦、11節までの対戦予定が発表されている。各大学グラウンドや一部スタジアムで開催する試合には無料で観戦可能な試合もある。未来のスターを探しに試合会場へ足を運んでみてはいかがだろうか。
 
【JR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ】
◆第1節の対戦カード
【1部】
4月2日(土)
早稲田大 vs 流通経済大(12時/味フィ西)
明治大   vs 慶應義塾大(14時30分/味フィ西)
4月3日(日)
順天堂大 vs 日本体育大(14時/中台)
専修大   vs 駒澤大(11時30分/保土ヶ谷)
国士館大 vs 桐蔭横浜大(14時/保土ヶ谷)
法政大   vs 筑波大(14時/カシマ)
【2部】
4月3日(日)
朝鮮大学校vs 明治学院大(11時30分/中台)
中央大    vs 東京学芸大(11時30分/カシマ)
関東学院大vs 青山学院大(11時30分/東洋大G)
神奈川大  vs 東洋大(14時/東洋大G)
拓殖大    vs 東京農業大(11時30分/東国大G)
東海大    vs 東京国際大(14時/東国大G)
 
会場名:味フィ西=味の素フィールド西が丘/中台=成田市中台運動公園陸上競技場/保土ヶ谷=県立保土ヶ谷公園サッカー場/カシマ=茨城県立カシマサッカースタジアム/東洋大G=東洋大学朝霞グラウンド/東国大G=東京国際大学第一サッカー場
 
●問い合わせ
 関東大学サッカー連盟オフィシャルサイト http://www.jufa-kanto.jp/
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