【J1展望】1stステージ・5節|浦和-甲府|実は苦手!? 浦和が3年連続ホームでドローの“難敵”を撃破できるか

2016年03月31日 サッカーダイジェスト編集部

浦和――右WBは梅崎か、関根か? 勝って5日の広州恒大戦へ弾みをつけたい。

故障者/浦和=なし 甲府=土屋、柴村
出場停止/浦和=なし 甲府=なし

J1リーグ・1stステージ5節
浦和レッズ  ヴァンフォーレ甲府
4月1日(金)/19:30/埼玉スタジアム2002

浦和レッズ
1stステージ成績(4節終了時):2位 勝点9 3勝0分1敗 7得点・3失点
 
●5日のホーム広州戦との連戦を見据えて調整。
●「引いた相手」への対策を練る。
●李は「コンビネーションよりも、まずは執念」と気合い。
●シリア戦不出場の槙野、柏木のコンディションは大丈夫か?
 
 1日の甲府戦は金曜日に開催され、5日にはホームでACLの大一番となる広州恒大戦が控える。ただ先発メンバーは前節の湘南戦から、スペイン遠征帰りの関根が代わるかどうか。
 
 実は甲府はペトロヴィッチ監督就任以来、ホームで3年連続引き分けている相手。年間勝点1位を奪うためのひとつの関門と言えるのだ。まずは甲府に勝って、勢いに乗ったまま広州恒大戦に臨む。
 
 代表活動中に甲府の試合をチェックしたという柏木や西川は、「ビックリするほど引いてくる」と話す。代表組の合流後、相手が守備を固めた状況を想定して崩す練習を繰り返した。ボールを奪い返せばそのまま素早くゴールを狙う、「前輪駆動」で臨むようだ。
 
 守備を固める相手からゴールを奪うという"命題"について、選手たちは次のように話した。
 
「裏を狙ってのミスは、ミスと思わずやる。セットプレーも大事」(柏木)
「相手の逆を突き、1枚ずつ(相手を敵陣から)はがしながら数的優位な状況を作る」(梅崎)
「マークを外して、ゴール前に飛び込んでいく」(武藤)
 
 そうしたなか李は「綺麗さよりも、大事なのはゴールへの執念。コンビネーションの前にそれがないと。120パーセント警戒されるんだから」と、強引にでもゴールをこじ開ける覚悟を示した。湘南戦のようなあっと驚かせるようなミドルも狙いのひとつになる。
 
 多くの選手が「こういう難しい相手に勝点3を取れなければ、タイトルは獲れない」と語っていたが、年間優勝を狙ううえでの"鬼門"となりそうだ。
 
 
 

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