「普通に街を歩けて、誰も罵ったりしない」“柏の10番”が日本での驚きを告白!「ここでは起こりえない」と語った母国ブラジルとの違い

2024年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕たちにはフットボールを超えた人生がある」

崩しの急先鋒として活躍するマテウス・サヴィオ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 柏レイソルの10番を背負うマテウス・サヴィオが日本と母国ブラジルの違いについて語った。『Em entrevista ao Futebol no Japao / Hinomaru』のインタビューを、ブラジルの大手メディア『globo』が掲載している。

 柏で6年目を迎えたアタッカーは、「サッカーにおいてプレッシャーを掛けるのはとても必要なことだと思う。だけど、ここではプロとして尊敬されているんだ」と話し、こう続けた。

「僕たちはフィールド上では要求される。近年、僕たちが素晴らしいシーズンを送れていないとき、ファンはフィールド上で要求をした」

 攻撃の中心を担う26歳は「物事がうまくいかなかった時、ファンにはそうする権利がある。フォローし、チケット代を払い、ユニホームを購入するファンは、チームが勝つのを見たいと思っているんだからね。このプレッシャーは非常に有効だと思う。こういったプレッシャーがあったとしても、僕たちは自分自身にプレッシャーを掛ける必要がある」と主張。日本の環境について、こう語っている。
【PHOTO】長友・小川が復帰!W杯アジア二次予選、北朝鮮との連戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
「(ブラジルとの)主な違いは、ピッチ外では我々はプロとして、アスリートとしてリスペクトされていることだ。僕たちにはフットボールを超えた人生がある。家族と一緒に、息子と一緒に外出でき、普通に街を歩ける。誰も罵ったり、仕事について追及したりしないない」

 そして、「ここでは彼らはそれをとても尊重している。ピッチにいる時はプレッシャーを掛けられるけど、ピッチ外では試合は終わり、別の人生がある。彼らはこのことを混同しない」と印象を話している。

「僕たちはサッカーが人を過熱させるのを知っているし、以前にはバイーア戦で、今ではフォルタレーザ戦でバスに石や爆発物を投げたりするブラジルのニュースを見るけど、ここではそんなことは起こりえない」

 ピッチの外に出れば、プラベートは守られ、リスペクトされる。その環境が、日本で長くプレーしている理由のひとつなのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「すげぇー中盤の人いるな」17歳の内田篤人が驚嘆した同世代のレフティは?「俺らの代はほとんど経由して攻撃が始まる」

【記事】「伊東純也が選ばれていない」北朝鮮戦に挑む日本代表メンバーに中国メディアは驚き!「欧州のチームだ」

【記事】「あいつは凄い。化け物」内田篤人が日本代表の紅白戦で翻弄されたアタッカーを明かす!「初めて尻もちをついた」
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事