荒木遼太郎が大岩ジャパンに2年ぶり復帰。新天地のFC東京で実感している「幸せ」と同世代・松木玖生との関係性

2024年03月15日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

メンバー発表の日時さえ知らなかった

FC東京ではトップ下で躍動している荒木。写真:サッカーダイジェスト

 2024年3月9日、ヴィッセル神戸に逆転負けを喫しながらもFC東京の荒木遼太郎は自身のプレーを振り返り、「コンディションは良いし、パフォーマンスも悪くないと思っている」とコメントした。

 セレッソ大阪とのリーグ開幕戦で2ゴールを決め、続くサンフレッチェ広島戦でも貴重な同点弾。加入1年目でいきなりインパクトを残しているだけに、その言葉には説得力がある。ゴール以外でも、巧みなボールタッチ、同年代の松木玖生との連係が素晴らしく、攻撃面で確かな存在感を示す。松木とは「練習中からよく話し合っている」と言うように、良好な関係を築いているようだ。

 調子の良さに加え、神戸戦でU-23日本代表の大岩剛監督が視察に来ていたこともあって、その試合後のミックスゾーンではこんな質問もあった。

「3月15日にU-23日本代表のメンバー発表があって、ここに入れるかで4月のアジア最終予選(パリ五輪出場をかけた試合)も見えてくるが、その点についてはどう思いますか」
 
 これに対して荒木はメンバー発表がある事実さえ「知りませんでした」と返答。大岩監督の視察も「知らなかったです」。荒木本人は何より「試合に出れて幸せ」を感じているという。

「自信がどんどん付いてきて、(昨季に)出られなかった分は徐々に取り戻している」実感がある荒木は「自分が持っている今の力を100パーセント出して勝つためにやっている。その先のことはあまり考えていない」。

 迎えた3月15日、国際親善試合で22日にマリ(京都)、25日にウクライナ(北九州)と対戦するU-23日本代表のメンバーに荒木は選ばれた。大岩ジャパンにピックアップされるのは22年3月以来、今回の新全試合で結果を出せば、荒木自身もさらに勢いづくはずだ。

 まずは、3月16日のアビスパ福岡戦で、松木とのコンビネーションなどから得点に絡みたい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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