「個人、チームともに非常に良い」リバプール遠藤航、計11発でチェコ王者粉砕に手応え!4冠へ「全タイトル獲りたい」

2024年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いかに縦に差せるかは、点を取るうえでは非常に大事」

アンカーで存在感を放った遠藤。(C)Getty Images

 遠藤航を擁するリバプールは現地時間3月14日、ヨーロッパリーグのラウンド16第2レグで、スパルタ・プラハとアンフィールドで対戦。難なく6-1で下し、2戦合計11-2で8強入りを果たした。

 ホームサポーターの大声援を受けるイングランドの名門は、立ち上がりから猛攻を仕掛け、14分までに4ゴール。チェコ王者の心を完全に打ち砕き、第1レグ(5-1)に続いて大勝した。

 日本代表のキャプテン遠藤は、いつも通りアンカーで先発。潰し役として、また鋭いパスを前線に送り込み、攻撃の起点として、前半のみの出場ながらインパクトを残した。

 試合後にはインタビューに応じ、自身のプレーをこう振り返った。

「個人としてもチームとしても非常に良い入りができたと思う。自分のところでボールを奪って、点になったりとか、縦に入れるところは良かった。チームとしてもファーストレグでしっかり勝っている状況だったけど、やっぱりホームなので、入りからしっかり入ろうと。良い試合ができたと思う」
【動画】遠藤本人も手応え十分に振り返る!サラーへの圧巻パスでゴールの起点に
 チーム4点目の場面をはじめ、絶対エースのモハメド・サラーへパスを差し込むシーンが何度か見られた。遠藤は「ボールを持ったら常に縦に入れることは意識した」という。

「特にボールを奪ってからとか、相手がブロックを引いているなかで、いかに縦に差せるかは、点を取るうえでは非常に大事だと思っていたので。サラーだけではなく、色んな選手を含めて、常に前を見ていきながら、どう前進するかを考えながらプレーしていた」

 以前にはヨーロッパリーグ優勝への強い想いを口にしていた。プレミアリーグ、FAカップ、すでに制したカラバオカップ(リーグカップ)を含めて4冠が懸かるなかで、モチベーションは非常に高い。

「もちろんヨーロッパリーグだけではなくてね。カラバオは獲れたけど、獲れるタイトルを全て獲りたいと思っているし、いよいよシーズン終盤に差しかかって、みんながタイトルを意識していると思う。ヨーロッパリーグでまた次の試合、良い準備をして勝ち進めるようにやっていきたい」

 中2日で17日にマンチェスター・ユナイテッドとFAカップ準々決勝を戦う。4冠へまた一歩近付き、気分良く代表ウィークに入りたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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