リバプール、PKで追いつくも逆転弾は奪えず…マンCとの大激戦は1-1ドローで2位に後退。“潰し屋”遠藤航はフル出場で躍動

2024年03月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

同じ勝点64のアーセナルを得失点差で下回る

PKで同点弾を奪ったマカリステル(左から2人目)。(C)Getty Images

 現地時間3月10日に開催されたプレミアリーグ第28節で、遠藤航を擁するリバプールは、マンチェスター・シティと本拠地アンフィールドで対戦。遠藤は3日前のスパルタ・プラハ戦(5-1、ヨーロッパリーグのラウンド16第1レグ)に続いて先発した。

 大注目の首位攻防戦は、立ち上がりからハイテンポな目まぐるしい展開に。首位キープを目ざすリバプールは19分、遠藤の縦パスを起点とした攻撃から、ディアスがネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。

 得点の雰囲気のあるチャンスを作りながら、モノにできずにいると、23分にデ・ブライネが蹴った正確なCKから、ニアでストーンズに流し込まれ、先制を許す。

 ビハインドを負ったホームチームは、42分にも遠藤のボールハントから速攻。ディアスがペナルティエリア手前で右足を振り抜くも、枠には飛ばない。
【動画】遠藤の縦パスが起点!ディアスがマンC相手にネットを揺らすも…
 0-1で折り返すが、後半開始直後の50分に好調のヌニェスがGKエデルソンに倒され、PKを獲得。これを10番のマカリステルがゴール左隅にきっちり決め、同点に追いつく。

 58分にはデ・ブライネのスルーパスから、フォデンにゴール至近距離からシュートを浴びるが、守護神ケレハーがビッグセーブで防ぐ。

 勝ち越しに向け、61分には2枚替え。腿に不安を抱え、ベンチスタートとなっていたサラーと、ロバートソンを送り込む。

 すると、そのサラーが63分に縦パスで決定機を創出。しかし、抜け出したディアスはシュートを外してしまう。

 その後、攻守が激しく入れ替わるなか、互いにチャンスを作るも、両GKの好守もあり、スコアは動かない。

 89分に途中出場のドクに浴びたシュートは、右ポストに救われる。

 雨中の大激戦は、このまま1-1でタイムアップ。勝点1を分け合う結果で終わり、リバプールは同じ勝点64のアーセナルを得失点差で下回り、2位に後退した。

 なお、この日も中盤での潰し役としてインパクトを放った遠藤は、フル出場している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「僕が彼らを止めなければ」遠藤航が"天王山"を前に語った王者マンCの印象。首位攻防戦は「クレイジーな雰囲気になる」
 

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