【日本代表】「圧倒したい」と言い放った長谷部。不動の主将が描く“崩しのイメージ”とは?

2016年03月29日 高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト)

アフガニスタン戦ほど簡単なゲームにはならないだろう。しかしキャプテンは…。

アフガニスタン戦で見事にゲームをコントロールした長谷部は、シリア戦でも先発の見込みだ。(C)SOCCER DIGEST

 この3月の2連戦に向け、「異なるオーガナイズを試したい」とハリルホジッチ監督は語っていた。29日のシリア戦でどんなシステムを採用するにせよ、指揮官も選手も絶大な信頼を寄せる長谷部がピッチに立っているのは間違いないだろう。
 
 アフガニスタン戦では、中盤をダイヤモンド型にした4-4-2のアンカーでフル出場。ツボを抑えたポジショニングでピンチの芽を摘む一方で、鋭い縦パスで得点を演出するなど攻撃面での働きも光った。
 
 首位通過を懸けたグループ2位のシリアとの一戦は、アフガニスタン戦ほど簡単なゲームにはならないだろう。特にここまでの7試合で日本を上回る26ゴールを挙げている攻撃力は侮れない。しかし、不動のキャプテンはあえて「圧倒したい」と言い放った。
 
「もちろん映像は見ていますし、前回対戦した時の感触も憶えています。シリアは引き分けでも最終予選に進めるので、守りを固めてきたり、時間稼ぎをしたりしてくるかもしれない。そういう相手にも、圧倒して勝ちたい」

次ページ24日の試合と同様、「引いた相手をいかに崩すか」がテーマに。

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