「本当に死ぬ気で戦っていたと...」長野風花が“先輩”から聞いた20年前の北朝鮮戦。女子サッカーの未来のために運命の第2戦へ「何が何でも掴み取りたい」

2024年02月27日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

応援メッセージ動画でエール

長野が北朝鮮戦にかける思いを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 なでしこジャパンは2月27日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦の前日トレーニングを実施。練習後、長野風花が試合にかける思いを語った。

 日本は24日、サウジアラビアで開催された第1戦で北朝鮮と0-0のドロー。2試合のトータルスコアで決まるため、28日にホーム国立競技場で行なわれる第2戦で勝利できれば、パリ五輪の出場権を得られる。

 長野はなでしこジャパンの"先輩"から、第2戦に向けてのエールをもらったと明かした。その人物とは、現在、ちふれASエルフェン埼玉でプレーする、元日本女子代表の荒川恵理子だ。

「ふざけたことしか、あまり言っていなかったですけど、本当に背中を押してもらった」という応援メッセージ動画で奮起。「明日は絶対に勝ってパリへの切符を掴みたいです」と意気込んだ。
【PHOTO】パリ五輪出場権がかかる北朝鮮戦へ!なでしこジャパンの清水梨紗、長谷川唯らが笑顔で前日練習を実施!
 今から20年前、2004年アテネ五輪の予選で、なでしこジャパンは国立競技場で北朝鮮と対戦。荒川の先制ゴールなどで3-0の完勝を収め、本大会への切符を手にした。

 長野は、荒川から当時の話も聞いたという。

「当時の先輩方は、日本サッカーを背負って、本当に死ぬ気で戦っていたというのをガンさん(荒川)から聞いて、私たちも同じような状況というか、ここで結果を逃してしまったら、もっと女子サッカーの人気は下がっていってしまう一方だと思うので、本当にそこは私たちも責任を持って、将来の選手のためにも、何が何でも掴み取りたいです」

 日本の女子サッカーの未来のため――。なでしこジャパンはパリ五輪出場権の獲得なるか。第2戦は28日、18時30分にキックオフ予定だ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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