「上手くいったことの方が少ない」元日本代表DF駒野友一が現役生活を総括。試練の乗り越え方とは?「自分が立ち直るのもそうだけど...」

2024年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「周りの方にすごく助けてもらって『もう一度サッカーで』となった」

現在は広島でスクールコーチを務める駒野氏。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 元日本代表DFの駒野友一氏が、同MF鈴木啓太氏の公式YouTubeチャンネルにゲスト出演。現役時代について振り返っている。
【動画】「挫折の方が多いけど...」駒野友一が復活の秘訣を明かす
 2000年にサンフレッチェ広島でプロキャリアをスタートさせた駒野氏は、ジュビロ磐田、FC東京、アビスパ福岡、FC今治と渡り歩き、41歳だった22年まで現役を続けた。日本代表でも活躍し、ワールドカップに2度出場している。

 輝かしいキャリアを誇る一方、多くの挫折も味わった。03年の左ひざ十字靭帯を断裂など、大きな怪我を経験。10年の南アフリカW杯では、ラウンド16のパラグアイ戦(0-0、PK3-5)のPK戦で、チーム唯一の失敗をしている。

 鈴木氏から、自身のサッカー人生について問われると、こう答えた。

「どちらかというと、上手くいったことの方が少ない。挫折の方が多いけど、それがあったからこそ、これまでサッカーをしてこられたと思う。反骨心にして、『もっと上手くなりたい』という気持ちになった」
 
 試練をどのように乗り越えてきたのか。復活の秘訣を尋ねられると、周囲への感謝を口にする。

「自分が立ち直るのもそうだけど、周りの手助けもすごくあって。ファン・サポーターからも温かいメッセージをいただいたし、家族、チームメイトもそう。周りの方にすごく助けてもらって、自分が『もう一度サッカーで』という思いになったので。失敗もあったけど、『また駒野、成長したな』という姿を見てもらう。そういう原動力で、復活してきたかなと思う」

 23年には広島のスクールコーチに就任。「失敗をしてネガティブにならないこと。トライしてほしいと思っている。そこは子供たちに伝えている」と明かす。

 将来は「監督を目ざしてやっていきたい」と語ると、鈴木氏は「これは楽しみ。いろいろな経験をしている駒野が指揮を執っている姿を見たい」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「『やってしまったな』と一番に思った」駒野友一が南アW杯パラグアイ戦のPK失敗を述懐。試合後の心情も明かす「外からの声も全然入ってこなくて...」
 

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