「『やってしまったな』と一番に思った」駒野友一が南アW杯パラグアイ戦のPK失敗を述懐。試合後の心情も明かす「外からの声も全然入ってこなくて...」

2024年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「責任は自分にしかなくて。選手と目を合わせることができなくて」

駒野氏(3番)は試合直後にかけられた言葉を覚えていないという。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表MFの鈴木啓太氏が2月17日、自身の公式YouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。ゲスト出演した駒野友一氏から、2010年の南アフリカ・ワールドカップについて聞いた。
【動画】「下を向くしかなくて...」駒野友一が痛恨のPK失敗を回想
 南アフリカW杯で、岡田武史監督が率いた日本代表はグループEを2勝1敗で2位通過。ラウンド16のパラグアイ戦では互いに譲らず、スコアレスで延長戦が終了。PK戦の末に敗れた。

 岡田監督から3人目のキッカーに指名された駒野氏は、PK失敗の経験が少なく、自信があったために緊張はしなかったものの、クロスバーに当ててしまう。当時の心境を鈴木氏に問われると、こう振り返った。

「上は狙ったけど、バーに当たるというのはなくて。軌道を見ていたら『ちょっと高すぎた。バーに当たる』と。当たった瞬間は、やっぱり『やってしまったな』と一番に思った」
 
 パラグアイには全員に決められ、日本は3-5で敗れた。駒野氏は、試合終了直後にチームメイトにかけられた言葉を覚えていないという。

「自分だけしか外していないわけだから、責任は自分にしかなくて。他の選手と目を合わせることができなくて。下を向くしかなくて。外からの声も全然入ってこなくて。誰がどういう言葉をかけてくれたのかも全然分からなくて」

 その後、ホテルに帰ってからは食事が喉を通らず、仲間の話の輪にも入れず、部屋に帰ってからは人と会うのが嫌で出られなかったと明かした。

 壮絶な経験に、鈴木氏は「駒野にしか分からない心境。すごく聞きたいと思っていたけど、聞いているこっちが緊張してきたというか、そんな気持ちになる」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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