広島新本拠地Eピースは何がすごい? 溢れる魅力と高まる期待をレポート「今までカープ一色だった」「スタジアムを中心とした街」

2024年02月11日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

コンコースは超開放的、ビジョンはかつてないほどの迫力

広島の新スタジアムであり、新名所Eピース。コンセプトは「スタジアムを地域のハブに」だ。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 サンフレッチェ広島の新本拠地「エディオンピースウイング広島」、略称「Eピース」がついに誕生した。そのオープニングマッチとして、2月10日に行なったガンバ大阪戦は1-2で敗れ、白星発進とはならなかったものの、ほぼ満員の2万6418人が熱狂。大盛況のうちに幕を閉じた。

 記念すべき一戦の取材を通して分かった新スタジアムの魅力を、サポーターの声を交えてレポートする。

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 新白島駅から少し歩けば、Eピースは広島城とともに顔を覗かせる。遠くからも際立つ革新的な外観が、早くもサッカーファンを興奮に誘う。

 広島市内中心地から徒歩10分。前本拠地のエディオンスタジアム広島と比べ、アクセスは格段に向上した。
【PHOTO】その名もエディオンピースウィング広島!サンフレッチェの新スタジアムを特集
 やがてスタジアムに到着し、中に入ってまず目につくのが超開放的なコンコースだ。360度ぐるっと囲むため、常時スムーズな移動が可能。ピッチ上の状況もすぐに確認できるため、臨場感が途切れることはない。

 臨場感でいえば、ピッチとの距離の近さも圧倒的。スタンド最前列からわずか8メートルで、選手の息遣いまで聞こえてきそうだ。

 また、幅32メートル、高さ9メートルと国内最大規模のビジョンも特長。実際に見ると想像以上、かつてないほどの迫力で、文字通りスケールの大きさを物語っている。

【記事】激熱新スタジアムは9年ぶりVへの導火線!広島ベテラン組が決意「相応しいプレーを」「皆さんの目が怖いので(笑)」

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